...それだから何だか可笑しいのよ...
芥川龍之介 「春」
...「李白(りはく)一斗詩百篇」を誇る日本ではかう云ふことは可笑しいと云ふ外はない...
芥川龍之介 「文芸的な、余りに文芸的な」
...いかにもイギリス人らしく可笑しいほど厳粛な沈黙と静寂のうちに...
谷譲次 「踊る地平線」
...子供が大人の真似をするのが可笑しいのは大人がそこに小児化されて現われるからである...
戸坂潤 「思想としての文学」
...苦労なんか……さも可笑しいというように...
豊島与志雄 「死ね!」
...どうも可笑しいと思ひました...
内藤湖南 「應仁の亂に就て」
...今から思えば可笑しい...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...是れは可笑しい...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...舞台で「そんなに可笑しいかな」と役者同志が話すほどだ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ちゅうが可笑しいといってお八重は腹を抱えた...
牧逸馬 「舞馬」
...きのうは可笑しい日でね...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そして可笑しいことは(ひさの話)二人の植木屋がヒソヒソ小さい声で話しているので...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あ、可笑しい...
室生犀星 「香爐を盗む」
...それが可笑しい...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...それを可笑しいと思つたのを記憶してゐる...
森鴎外 「俳句と云ふもの」
...アハ……アハ……可笑(おか)しい可笑しい……アハアハアハアハアハ……...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...可笑(おか)しい可笑しい...
夢野久作 「名君忠之」
...まつたくその時の驚きはいま考へても可笑しい樣である...
若山牧水 「樹木とその葉」
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