...何にも可笑しいことはありません...
芥川龍之介 「玄鶴山房」
...それが可笑しいのか? さうか...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...と心底から涙……が可笑しい...
泉鏡花 「遺稿」
...発見されないというのは可笑しいなア」「やっぱり吸血鬼か...
海野十三 「恐怖の口笛」
...神経衰弱症も可笑しいぞと思いながら...
海野十三 「深夜の市長」
...そこへ逃げ込むのも可笑しいし...
海野十三 「人間灰」
...余り可笑しいので...
豊島与志雄 「公孫樹」
...可笑しいでしょう...
豊島与志雄 「人間繁栄」
...大食いの「ようだ」なんて言うのは可笑しいが...
古川緑波 「富士屋ホテル」
...ちゅうが可笑しいといってお八重は腹を抱えた...
牧逸馬 「舞馬」
...ごんごでさあ」このごろめっきり噺の上にも可笑しい持ち味を見せてきている萬朝が...
正岡容 「小説 圓朝」
...しかし思案の臍という臍が五十四郡に一ぱい並んで居ると思うと馬鹿に可笑しい...
正岡子規 「煩悶」
...岡倉さんを一部の人が英雄扱ひするのは可笑しいと...
正宗白鳥 「月を見ながら」
...この頃は可笑しいでしょう...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...」「おじさま、いい考えがうかんだのよ、おじさんとあたいのことをね、こい人同士にして見たらどうかしら、可笑しいかしら、誰も見ていないし誰も考えもしないことだもの...
室生犀星 「蜜のあわれ」
...自分がやくざのくせに今迄俺がやくざになりてえと云うと目の色かえて叱るのは可笑しいや」石松は嬉しいから...
山中貞雄 「森の石松」
...当然すぎて可笑しいくらいのものです...
山本周五郎 「半之助祝言」
...「可笑しいですか」と七十郎が訊いた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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