...可憐な少女母(はは)に逢(あ)ってからの私(わたくし)は...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...中には瓜子(うりこ)という可憐なのも...
泉鏡花 「薄紅梅」
...緑楊(りょくよう)水にひたり若草烟(けむ)るが如き一隅にお人形の住家みたいな可憐な美しい楼舎があって...
太宰治 「竹青」
...また純真可憐な王子さま...
太宰治 「ろまん燈籠」
...山羊か羊か可憐なる家畜の群の守りなき...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...可憐な紋白蝶が一匹或るいは二匹...
豊島与志雄 「ジャングル頭」
...歌の声の可憐なのが...
中里介山 「大菩薩峠」
...その昔死別れた彼の幼ない可憐な妹(蕪村にそうした妹があったかどうか...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...可憐な島の女の舞踊に...
濱田耕作 「沖繩の旅」
...あんな可憐な光りでは...
北條民雄 「外に出た友」
...私が可憐な村娘サントッツァを...
三浦環 「お蝶夫人」
...これも年頃で可憐な顔立ち...
三好十郎 「斬られの仙太」
...名を「小林光」綺麗な可憐な乙女だった...
山本周五郎 「青べか日記」
...可憐な、そしてまだ無邪気な愛娘のすがたを、苑に見ると、彼はまた気が変って、「……いや...
吉川英治 「三国志」
...美貌可憐な御曹司となっているが...
吉川英治 「随筆 新平家」
...大神宮に仕える可憐な清女たちが住む家だった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...可憐な野百合のにおいを持っていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...花片のつぼんで行く最後のあの可憐な姿が...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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