...ポケットから可憐な音が聞えた...
高見順 「いやな感じ」
...何だか見当のつかぬ可憐な...
太宰治 「お伽草紙」
...また純真可憐な王子さま...
太宰治 「ろまん燈籠」
...可憐なる妻ははてなき涕涙に 495潜然としてあまたたび見送りながら別れ去り...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...山羊か羊か可憐なる家畜の群の守りなき...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...その可憐な女優のことを考えては微笑(ほほえ)んだ...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...この可憐な動物は...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...可憐な恋が芽ぐんで...
野村胡堂 「古銭の謎」
...純情可憐な処女(おとめ)だ」「あの怪我をして入院して居る」「兄貴が東京に居さえすれば...
野村胡堂 「笑う悪魔」
...夢でなけりやこんな麗はしい可憐な国のあらう筈が無い...
牧野信一 「闘戦勝仏」
...可憐な恋人は「神様のいけにえ」に供されるのか...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...民子はまたしてもふとあの可憐なおとなしい婢のことなども思ひやつた...
水野仙子 「夜の浪」
...真心からの感激と献身をもって死に得る可憐なるものです...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分は可憐な人を発見することができた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...何処までとついて来る可憐な百姓どもです...
吉川英治 「三国志」
...あのいたいけな可憐な空骸(なきがら)だ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...剥(む)き卵みたいな可憐な少女の顔も見えたり...
吉川英治 「忘れ残りの記」
...更らにこの可憐な池に向えば...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??