...子供らしい可愛さがあります...
伊藤野枝 「妾の会つた男の人々(野依秀一、中村弧月印象録)」
...ヘルマー さうだつたな、可愛さうに...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...可愛さうでもある...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...あれではお弟子が可愛さうだと...
太宰治 「先生三人」
...しかも同時にもし許してくれるならばその寝台(ベッド)の前に平伏してどうぞこの上俺を苛(じら)さないでくれと哀願したいほど苛だたしさ可愛さを...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...お浜可愛さとそれを慕い寄る吉三郎のいじらしさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...可愛さ餘つて憎さが百倍といふやつだ」「――」「驚くなお仲...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...可愛さ余って憎さが百倍というやつだ」「…………」「おどろくなお仲...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...娘可愛さにとんだことをしてしまいましたが...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...子の可愛さに變りはないぜ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...ああ可愛さうな事をと声たてても泣きたきを...
樋口一葉 「十三夜」
...彼の子もとんだ運のわるい詰らぬ奴に見込れて可愛さうな事をしたといへば...
樋口一葉 「にごりえ」
...ああ腸(はらはた)が腐た人は子の可愛さも分りはすまい...
樋口一葉 「にごりえ」
...可愛さうに叱からずともの事なり...
一葉 「暗夜」
...蹶も二獣の可愛さに甘草を残すでなく足を仮るためじゃとある...
南方熊楠 「十二支考」
...わが子可愛さいとしさの余りにこれを井戸に投げ入れ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...可愛さうに、あの子も眼に涙をためてゐたよ...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...そして評議の末、近いうちに斬罪と極まっていた者であるが――その母は、かつての頼朝の乳母で縁故があるので、「どうぞ、彼子(あれ)が先祖の功にめんじて、このたびの不心得は、お助けおき下さるように」と、子の可愛さに、これへ嘆願に出たものであった...
吉川英治 「源頼朝」
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