...子供らしい可愛さがあります...
伊藤野枝 「妾の会つた男の人々(野依秀一、中村弧月印象録)」
...和尚は事の次第をきいて「あゝ可愛さうに...
稲垣巖 「父八雲を語る」
...「わたしがこれほどにしてゐるのをあなたは可愛さうとはおぼしめしませぬか...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...裸身の可愛さには及ばない...
太宰治 「十二月八日」
...娘可愛さのあまり逆上して...
太宰治 「新ハムレット」
...自分も我が身が可愛さに...
夏目漱石 「坑夫」
...娘可愛さの与次郎の必死の運動が効を奏して...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...お浜可愛さとそれを慕い寄る吉三郎のいじらしさ...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...感じやすさと可愛さを見て...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...ああ腸(はらはた)が腐た人は子の可愛さも分りはすまい...
樋口一葉 「にごりえ」
...可愛さうなものでは無きかと言ふに...
樋口一葉 「ゆく雲」
...彼女は可愛さにたえぬもののように...
平林初之輔 「人造人間」
...蹶も二獣の可愛さに甘草を残すでなく足を仮るためじゃとある...
南方熊楠 「十二支考」
...まるで子供なんだから本當に可愛さうよ...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...わが子可愛さいとしさの余りにこれを井戸に投げ入れ...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...子の可愛さに、子煩悩な要人は、吹矢をもって、邸内の長屋に巣をつくっていた燕を射落し、そっと、薬に作って、子に服(の)ませました...
吉川英治 「大岡越前」
...座敷のあかりで見る時のあどけなさや可愛さはどこへかやって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...わが子可愛さにひとの子には...
吉川英治 「宮本武蔵」
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