...取二其得レ力處一可也...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...或は一滴の涙なきも可也...
芥川龍之介 「木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌)」
...それだけでも可也(かなり)しやべり悪(にく)い...
芥川龍之介 「講演軍記」
...舞蹈場は可也(かなり)広い...
芥川龍之介 「上海游記」
...上り列車に間に合うかどうかは可也(かなり)怪しいのに違いなかった...
芥川竜之介 「歯車」
...汽車の中は可也(かなり)こみ合つてゐた...
芥川龍之介 「歯車」
...土蔵は十二畳も敷かりませうか?可也(かなり)広うございましたが...
芥川龍之介 「雛」
...盛岡でも可也な金物屋だつたのが...
石川啄木 「二筋の血」
...煙草は可也(かなり)重要な証拠になると思う...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...可也(かなり)悪い心証を与えた様子であった...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...記するも可也、記せざるも可也...
大町桂月 「妙義山の五日」
...お島は可也(かなり)悶(もが)き争った...
徳田秋声 「あらくれ」
...可也賑(にぎや)かで...
徳田秋声 「あらくれ」
...新しい愛執が盛返されて来たようなお島たちはそれでもその月は可也にあった収入で...
徳田秋声 「あらくれ」
...洋風の可也(かなり)な店つきにすると同時に...
徳田秋声 「あらくれ」
...それに石段の上にある門と住居(すまひ)との距離も可也遠かつたし...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...茶山が「可也に取つづき出来候覧」と半信半疑の語をなしてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...蘭軒の世話で「可也にとりつづきゐ申候よし」と云ふ「千蔵」がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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