...馬太伝(またいでん)の第十六章二十八節と馬可伝(まこでん)の第九章一節とにあると云うベリンググッドの説を挙げて...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...俺の幼い心には後年の教育と經驗とによりて蹂躪せらる可き空想の世界が早くより其種を卸してゐた...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...其間に挟む可からず...
高木敏雄 「比較神話学」
...可哀想だと思っていながら...
太宰治 「新ハムレット」
...可哀そうだと思えば思うほど...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...老夫婦は養老費の全部及び老(お)いの生命二つを其牧場に投ず可く決心した...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...又日満不可分関係の確立せらるる限り国策遂行のため必要なる諸要素は往年に比し著しく充実せられあるを以て...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...可なりに日本資本主義にとって完全な財政であるらしい...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...先づ旧自由党総務委員を以て重もなる人物と為さざる可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...君は落人(おちゅうど)と云う格だ」「何かわるい事でもしたんですか」「これからしようと云うところさ」「可哀相(かわいそう)にヴァイオリンを買うのが悪い事じゃ...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...これは」驚く可き光景が...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...永久に『可愛い小さいママさま』であったと共に...
萩原朔太郎 「小泉八雲の家庭生活」
...そして貴女は彼の可愛い花嫁さんになる...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...だが不可能なものはないぞ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...貞山と文車の演技には可成の差違のあることを知つて...
正岡容 「下谷練塀小路」
...和歌の腐敗の甚しさもこれにて大方知れ可申候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...軍備の不必要な世界の可能を夢想しているのでもありません...
三好十郎 「清水幾太郎さんへの手紙」
...更にそれ以上の変妙不可思議な頭をいくつも見た...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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