...一体君は余りアンビシャスだから可かん...
石川啄木 「一利己主義者と友人との対話」
...可哀そうに、少年は、リキーの腕の中で手足をばたばたさせながら泣き出した...
海野十三 「太平洋魔城」
...我が肌の不可思議な魅力に感じる恥しさは...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...どうも不可解なところが多く...
太宰治 「パンドラの匣」
...こうして私を愛してくれるべき可愛い者達にすっかり先死(さきだ)たれ...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「幻想」
...滋幹はそれを蹈(ふ)まないように可(か)なり離れて附いて行った...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...ほんに可憐(かはいら)しいお方(かた)...
シェークスピヤ William Shakespeare 坪内逍遙訳 「ロミオとヂュリエット」
...彼れの生涯は必らずしも偉大なりといふ可からず...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...是恐らくは閣下の謙辞に過ぎざる可しと雖も...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...充分可愛らしいうちにも...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...唯(ただ)貰(もらっ)て貰(もら)うたのも可笑(おか)しかった...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...やたらに色々物にこだはって来たのは可笑しい...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「道灌」と「佐平次」と「火事息子」と――亡き可楽を聴きし頃の手記――昨夜の三席は愉しいことでした...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...貴女の可愛いフィッファーロは...
R. マッケナ R. McKenna The Creative CAT 訳 「愛と月の犬」
...強国間の協力の可能について言及しなければならなくなった...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...私は可能だと思う...
三好十郎 「抵抗のよりどころ」
...十六七の可哀(かわい)らしい娘だと云うことを知った...
森鴎外 「雁」
...自分の過去の真実の記憶として喚び起し得るものはタッタ今聞いた……ブウウン……ンンン……という時計の音一つしか無いという世にも不可思議な痴呆患者の私ではないか...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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