...叮嚀に日本風の会釈(ゑしやく)をした...
芥川龍之介 「舞踏会」
...御叮嚀な御挨拶(ごあいさつ)で...
芥川龍之介 「竜」
...ウォタア・ロオリイ卿のように叮嚀(ていねい)にお辞儀をしようと思います...
池谷信三郎 「橋」
...琉球が日支両国に対する関係の軽重如何(いかん)を極めて叮嚀(ていねい)に教えましたが...
伊波普猷 「琉球史の趨勢」
...こっちを向いて叮嚀(ていねい)に挨拶をすると...
海野十三 「ゴールデン・バット事件」
...叮嚀に鍵(かぎ)で開いて...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...時計は悪叮嚀(わるていねい)な持主に当てつけたやうに...
薄田泣菫 「茶話」
...叮嚀にお辞儀をした...
薄田泣菫 「茶話」
...叮嚀に土を払ひ落して...
薄田泣菫 「茶話」
...叮嚀に礼をして云つた...
レオ・トルストイ Lev Nikolaevich Tolstoi 森林太郎訳 「パアテル・セルギウス」
...其所で叮嚀(ていねい)に歯を磨いた...
夏目漱石 「それから」
...今夜満鉄のものが主人役になってあなたがた二三名を扇芳亭(せんぼうてい)へ招待したいからと云う叮嚀(ていねい)な御挨拶(ごあいさつ)である...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...婉曲に対手(あいて)の感情を害せぬように叮嚀(ていねい)に争うのである...
新渡戸稲造 「国際聯盟とは如何なものか」
...といつたやうな叮嚀な辨解から始まつて...
野上豐一郎 「奈良二題」
...四年前に仁和寺(にんなじ)御室から叮嚀な封状が届いたのでギョッとしたが...
南方熊楠 「十二支考」
...叮寧(ていねい)にお辞儀をして申しました...
宮原晃一郎 「拾うた冠」
...何か叮嚀親切に道順を教えて呉れました...
森律子 「三度會つた巡査」
...妙に叮嚀(ていねい)な冷たい待遇をされた経験から知ることが出来た...
夢野久作 「街頭から見た新東京の裏面」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??