...かほどにまで信義厚く思召す有がたき儀よくよく相弁(わきま)うべし)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...きっとうるさい奴とおぼし召すでしょうが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「こうなってしまいますから薄情なもので……まだわたしたちの中でうたいます歌にこんなのが」道中するからお色が黒い笠を召すやら召さぬやらそれから最後に...
中里介山 「大菩薩峠」
...これを召す方様(かたさま)の鼻毛は延びて蜻蛉(とんぼ)をも釣(つ)るべしという...
二葉亭四迷 「浮雲」
...「白衣の天使」とシェクスピアの「お気に召すまゝ」つまらないの何のって...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...いくらいいかわからないと思召すでしょうが...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...由って理髪人を召すごとに事済んで直ちに殺した...
南方熊楠 「十二支考」
...宮のお帰りあそばすまで起きていようと思召すらしい...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御妊娠がただ事の結果でなくはないのであるまいかとふとこんなことを思召すとお胸が鳴るのでもあった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...自分自身をせめてやましくないものにしておきたいと思召す心から...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...御自身ながら見苦しく思召すまで恋しくお思われになるのであったが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...嘘(うそ)ではないらしいと思召すようになった宮は...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...僧都は中宮が恐ろしく思召すふうであるのを知って...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...お前は己の召すのを待っていろ...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...母上さまのお気に召すようには甲斐性(かいしょう)もございませぬ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...お腹を召す作法も御存じはなかろう...
吉川英治 「新書太閤記」
...今は幾何(いくばく)の兵が残っていると思し召すか」「放せ...
吉川英治 「新書太閤記」
...やはりちと派手気味が御意(ぎょい)に召すようでございますな...
吉川英治 「死んだ千鳥」
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