...召し上げたなどと申す噂は... 
芥川龍之介 「地獄変」
...また「もっと意地の悪いある批評家は『だれもたぶんこの二つのどれもを召し上げたいとは思わないだろう』と言った」とある...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...宇治山田の米友が商売物の竿を召し上げられちゃった」「誰かにあれを取られたの」「そんなことはどうでもいい...
中里介山 「大菩薩峠」
...召し上げられたのでございます……仏があの人の手を借りて...
中里介山 「大菩薩峠」
...私は御時計師の株を召し上げられるか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...江戸十里四方の土地の召し上げじゃと...
野村胡堂 「礫心中」
...職禄を召し上げられたといふことがある...
森鴎外 「金貨」
...領國を召し上げられるなら...
森鴎外 「栗山大膳」
...不調法の廉（かど）があつて筑前國を召し上げられる...
森鴎外 「栗山大膳」
...右衞門佐は御取調を受けずに領國を召し上げられたであらう...
森鴎外 「栗山大膳」
...一旦筑前國を召し上げられ...
森鴎外 「栗山大膳」
...「どうぞ娘をこの世から御許に召し上げ給え」と祈願した...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼は一ぺんに王プトレマイオスから三百六十万エキュを召し上げたといっているが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「矢崎舎人（とねり）は家禄召し上げ...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...「家禄召し上げ、領内より追放という処置に対して、ひと言も抗議をせず、顔色さえ変えずに、黙って連署をした、どうも不審だ、毒害の事のときには、おれはうまうまはめられたと思った、厩橋侯にそう云われて気がついたのだが、むろんはっきりしたことではない、厩橋侯は、うまくもみ消されたのだ、と云われた、せっかく、幼君毒害の陰謀、という事実ができたのに、うまくもみ消されて、大事の機会を失った...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...家禄召し上げのうえ追放...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...こんどは高（こうきゅう）に命を召し上げられそうです」「そなたが死んだら...
吉川英治 「新・水滸伝」
...官位を召し上げられた訳ではなく...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
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