...シリアの内戦で住民たちは、複数の集団からの攻撃に晒され、真っ只中で十字砲火となっている...
...政治家たちは、選挙戦の真っ只中で選挙活動を展開中です...
...波浪狂う海洋の真只中の工事である...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...行先は宇宙のまっ只中だ...
海野十三 「怪星ガン」
...非常に愕くべき出来事の真只中に今自分たちが置かれているのだ...
海野十三 「地球発狂事件」
...蠅男の跳梁(ちょうりょう)の真只中に誰を見ても疑いたくなるとき...
海野十三 「蠅男」
...こういう騒がしい喧嘩口論の真只中で...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「手早い奴」
...今日のように全世界的に階級対立の眼立たしい時代の只中で...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...あるいは大海原の只中(ただなか)...
中里介山 「大菩薩峠」
...その陶酔境の真只中へ...
中里介山 「大菩薩峠」
...潮鳴りの音を聞いたか!遠い波の叫喚を聞いたか!旗を振れッ!うんと空高く旗を振れッ元気な若者達がキンキラ光った肌をさらしてカラヽ カラヽ カラヽ破れた赤い帆の帆縄を力いっぱい引きしぼると海水止めの関を喰い破って朱船は風の唸る海へ出た!それ旗を振れッ○○歌を唄えッ朽ちてはいるが元気に風をいっぱい孕んだ朱帆は白いしぶきを蹴って海へ!海の只中へ矢のように走って出た...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...つい度を越したことをさせてしまったわ」Kは机を部屋の真っ只中(ただなか)に置き...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...声なきさざめきや鈴の音にとざされた人生の真只中へ一思いに飛びこんで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...俺はお前を袋の中へとぢこめてドニェープルの真只中(まつただなか)へ投げこんでしまふのだ!……」カテリーナは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...彼はその眞只中へ自分の馬を躍り入らせた...
ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 堀辰雄訳 「旗手クリストフ・リルケ抄」
...そうした目狂おしいばかりの非常時歳時記の真っ只中で...
正岡容 「小説 圓朝」
...暗く涼しい座敷の真只中に...
正岡容 「吉原百人斬」
...その真っ只中で怪談噺で一世に覇を唱えた彼圓朝である...
正岡容 「我が圓朝研究」
...月の都の只中に住玉ひぬとある...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...胸の只中をナイフで無残に刳(えぐ)られた赤い創口(きずぐち)とを見た...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「青蠅」
便利!手書き漢字入力検索