...シリアの内戦で住民たちは、複数の集団からの攻撃に晒され、真っ只中で十字砲火となっている...
...政治家たちは、選挙戦の真っ只中で選挙活動を展開中です...
...ヨブは大苦難の真只中(まっただなか)にありて前後左右を暗黒に囲まれつつ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...波浪狂う海洋の真只中の工事である...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...あるいは大海原の只中(ただなか)...
中里介山 「大菩薩峠」
...この尊王攘夷(そんのうじょうい)の真只中へ乗込もうて代物(しろもの)でげすから...
中里介山 「大菩薩峠」
...その陶酔境の真只中へ...
中里介山 「大菩薩峠」
...汽船が沖に浮んだ時に佐渡が島も海洋の只中に悠然として青く横はつた...
長塚節 「佐渡が島」
...強い寒風の真只中に...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...私は一時全く淋しさの真只中にいる自身を見い出しました...
浜尾四郎 「悪魔の弟子」
...潮鳴りの音を聞いたか!遠い波の叫喚を聞いたか!旗を振れッ!うんと空高く旗を振れッ元気な若者達がキンキラ光った肌をさらしてカラヽ カラヽ カラヽ破れた赤い帆の帆縄を力いっぱい引きしぼると海水止めの関を喰い破って朱船は風の唸る海へ出た!それ旗を振れッ○○歌を唄えッ朽ちてはいるが元気に風をいっぱい孕んだ朱帆は白いしぶきを蹴って海へ!海の只中へ矢のように走って出た...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...あの山懐の真っ只中で行き倒れてしまうのではなかろうか...
松濤明 「春の遠山入り」
...その真っ只中に真っ暗なガラン洞の小屋が控えてある...
松濤明 「春の遠山入り」
...そのような現実の只中に真直に立っている精神の力が...
宮本百合子 「幸福の感覚」
...「なお幸福の只中にありながら...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...けれどもこの三十年来我々がおかれているこのような混乱の只中にあっては...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...青澄んだ空の只中を黄色く光って行く飛行機を仰いだ……そのあとから白い輪廓ばかりの死美人の裸体像が六個(むっつ)ほど...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...ふと今自分はそれと劣らぬ愉楽の頂きへかけ昇ろうとしている真っ只中にいるのだと思った...
横光利一 「旅愁」
...これから都のまッ只中へ出たがっている...
吉川英治 「新書太閤記」
...右も左も満々たる大海原の真只中で...
蘭郁二郎 「地図にない島」
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