...シリアの内戦で住民たちは、複数の集団からの攻撃に晒され、真っ只中で十字砲火となっている...
...政治家たちは、選挙戦の真っ只中で選挙活動を展開中です...
...ここ南シナ海の真只中の飛行島において...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...非常に愕くべき出来事の真只中に今自分たちが置かれているのだ...
海野十三 「地球発狂事件」
...今日のように全世界的に階級対立の眼立たしい時代の只中で...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...「文化問題」が社会の只中に押し出されるだろうと観測されるからだ...
戸坂潤 「読書法」
...特に農村の只中に横たわる柏崎工場の例は有名だろう...
戸坂潤 「読書法」
...この機能化の努力の真只中にあったクラップ氏が...
中井正一 「組織としての図書館へ」
...そうして広い原の真只中へ露出しました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この尊王攘夷(そんのうじょうい)の真只中へ乗込もうて代物(しろもの)でげすから...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼女は死にます神聖な接唇(ベエゼ)の只中に...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...気がついて見ると引っ繰り返すようなその大騒ぎの真っ只中で...
久生十蘭 「魔都」
...声なきさざめきや鈴の音にとざされた人生の真只中へ一思いに飛びこんで...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...ドニェープルの只中から望む...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...あの山懐の真っ只中で行き倒れてしまうのではなかろうか...
松濤明 「春の遠山入り」
...その新しいものの質の探求や新しさの発生の根源を人類の生活の歴史の流れの只中から見出そうとするような思想の規模との間に...
宮本百合子 「期待と切望」
...後年はワレンシュタインが新教徒殺戮の只中でケプラーを庇護してワレンシュタインの没落と共にケプラーの一生も自然終ったのでした...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...全陣の真只中を趙雲の五百騎に突破されて...
吉川英治 「三国志」
...曠野(こうや)の只中に行き暮れた武蔵が...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...胸の只中をナイフで無残に刳(えぐ)られた赤い創口(きずぐち)とを見た...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「青蠅」
便利!手書き漢字入力検索