...シリアの内戦で住民たちは、複数の集団からの攻撃に晒され、真っ只中で十字砲火となっている...
...政治家たちは、選挙戦の真っ只中で選挙活動を展開中です...
...ヨブは大苦難の真只中(まっただなか)にありて前後左右を暗黒に囲まれつつ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...事件の真只中(まっただなか)に入ってきたとは思われぬ温容(おんよう)だった...
海野十三 「省線電車の射撃手」
...そこは海洋の真只中(まっただなか)の大鳴門(おおなると)だ...
寺島柾史 「怪奇人造島」
...それがために暗黒アフリカの真只中にロンドン製品の包紙がちらばるようなことになる...
寺田寅彦 「猫の穴掘り」
...覗(ねら)ひを定めて幻影の金的の只中を射通す名手の矢先きにも等しい...
永井荷風 「谷崎潤一郎氏の作品」
...雲と立罩める名聲の只中に...
中島敦 「名人傳」
...到頭この事件の眞つ只中に飛込んで行くことになつてしまひました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...陽気でのんびりした気持の真只中へ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...あたかも家なき旅人のように孤影悄然として道の只中に取り残されるのである...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...俺はお前を袋の中へとぢこめてドニェープルの真只中(まつただなか)へ投げこんでしまふのだ!……」カテリーナは...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...異常事の只中に在るというだけでは尽されない...
宮本百合子 「明日の言葉」
...ゆとりの只中で絶えず或ところへ集注しているもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
......
夢野久作 「白髪小僧」
...青澄んだ空の只中を黄色く光って行く飛行機を仰いだ……そのあとから白い輪廓ばかりの死美人の裸体像が六個(むっつ)ほど...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...仮令それが惚れたはれたの真只中(まっただなか)...
夢野久作 「鼻の表現」
...全陣の真只中を趙雲の五百騎に突破されて...
吉川英治 「三国志」
...曠野(こうや)の只中に行き暮れた武蔵が...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...渺々満々たる大海原の真只中で...
蘭郁二郎 「地図にない島」
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