...シリアの内戦で住民たちは、複数の集団からの攻撃に晒され、真っ只中で十字砲火となっている...
...政治家たちは、選挙戦の真っ只中で選挙活動を展開中です...
...片手を膳の真只中に突きたれば...
石井研堂 「元日の釣」
...ヨブは大苦難の真只中(まっただなか)にありて前後左右を暗黒に囲まれつつ...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...蠅男の跳梁(ちょうりょう)の真只中に誰を見ても疑いたくなるとき...
海野十三 「蠅男」
...欧洲大戦後の鉱業界不況の真只中へ放り出された事だった...
大鹿卓 「金山※[#「插」でつくりの縦棒が下に突き抜けている、第4水準2-13-28]話」
...その大いなる世紀の正に只中に立っている...
中井正一 「現代美学の危機と映画理論」
...その真只中を割って落ちる氷雪は...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...現場のまっ只中へ自分をおいてみたのです...
久生十蘭 「金狼」
...陽気でのんびりした気持の真只中へ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...キエフからガリーチまでの土地を人畜もろとも掴み取つて黒海の只中に沈めてしまひ度いやうな気がした...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...只中さして転び落つ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...其處に來れば人生の小(さゝ)やかな流は皆白く碎ける水泡やどう/\と鳴る音や渦卷や奔流の只中に碎け散つてしまふのです...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...あまりに複雜多岐になつてゐる今日の文學の眞只中に身を置いてゐる自分のごときものにとつては...
堀辰雄 「伊勢物語など」
...雲掻きみだして青い池の真っ只中をアプアプ小圓太は泳いでいた...
正岡容 「小説 圓朝」
...その興奮のるつぼの真っ只中を...
正岡容 「小説 圓朝」
...その新しいものの質の探求や新しさの発生の根源を人類の生活の歴史の流れの只中から見出そうとするような思想の規模との間に...
宮本百合子 「期待と切望」
...ゆとりの只中で絶えず或ところへ集注しているもの...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...仮令それが惚れたはれたの真只中(まっただなか)...
夢野久作 「鼻の表現」
...右も左も満々たる大海原の真只中で...
蘭郁二郎 「地図にない島」
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