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泉芳朗 「生地売り」
...今や自分たちが大宇宙の真只中に在ることが...
海野十三 「火星探険」
...只今直ぐに咏み申さむ』とて...
大町桂月 「越ヶ谷の半日」
...只ぼんやり眺めていたんだ...
辰野隆 「記憶ちがい」
...今日午後四時頃夏目来訪只今(九時)帰申候...
寺田寅彦 「子規自筆の根岸地図」
...只恍惚としてしまつてそれからといふものは獵といへば屹度娘の家をおとづれてさうして生涯の語らひが出來たのだとかういふ事であつたのだと想像して見た...
長塚節 「菠薐草」
...只の血気だけで商売をしてみたが...
林芙美子 「晩菊」
...どうせ只もんじゃないと睨んでいたんだ...
久生十蘭 「金狼」
...只(ただ)その場を逃げさえすれば宜(よろ)しいと覚悟して...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...そのときまで全然考えもしなかった説明を最初は只夫を困らせるためのように云い出しているうちに...
堀辰雄 「菜穂子」
...只見二猩紅亂點一...
南方熊楠 「蓮の花開く音を聽く事」
...只今書いているのは「渦潮」...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...只眞志屋の屋號が何年から附けられたかは不明である...
森鴎外 「壽阿彌の手紙」
...只お前を心から可哀く思つてゐる丈さ...
カミイユ・ルモンニエエ Camille Lemonnier 森林太郎訳 「聖ニコラウスの夜」
...それでも徳義に篤い只圓翁としては...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...髪の毛一本でも外へ持ち出したら只(ただ)はおかないぞッ……てね...
夢野久作 「難船小僧」
...只、これを制限する華盛頓(ワシントン)会議がない代りに、讃美する新東京人があるだけ違う...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...すでにその権(けん)まくからして只ならないものがある...
吉川英治 「新・水滸伝」
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