...勿レ憂二暗夜一、只頼二一燈一...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...三浦を襲った大海嘯(おおつなみ)さて只今(ただいま)申上(もうしあ)げました不図(ふと)とした動機(どうき)というのは...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...手古奈は只かう思つてゐるまゝである...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...手古奈は只清く美しい許り...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...只今の位置より計算するに...
海野十三 「大宇宙遠征隊」
...只歴史の學問に於ては親子相續する方が便利であつたからして...
内藤湖南 「平安朝時代の漢文學」
...今一刃ヲ加フ、但シ刃長ケレバ則(すなは)チ棒頭力無シ、他ノ棒ヲ圧スルコト能(あた)ハズ、只二寸ヲ可トス、形鴨嘴(あふし)ノ如シ...
中里介山 「大菩薩峠」
...只さつき梅の間から見た樅の木が十五六本大小塩梅(ママ)して築山の背に立つてるのが稍々物になりさふである...
長塚節 「我が庭」
...只の参拝者のやうな風をしてそれとなく礼拝しない者を探りに来てゐるお役人がよくゐますからね...
長與善郎 「青銅の基督」
...萩原裕佐は最後迄決して切支丹ではなかつたのである! 彼は只一介の南蛮鋳物師にすぎなかつたのである!(一九二二年一一月二九日)附記寛文の頃長崎古川町に萩原といふ南蛮鋳物師がゐた事...
長與善郎 「青銅の基督」
...私が只残念なのは...
平出修 「逆徒」
...暗く涼しい座敷の真只中に...
正岡容 「吉原百人斬」
...只今ごとき無慙無義にして神社を潰して自分の俸給を上げんことのみ(つと)め...
南方熊楠 「神社合祀に関する意見」
...ああ漱石が只もう二箇の「何故(ホワイ)?」を発してこの分析を深め得たら...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...自分がよいと信じたら只一人であってもそれに従え...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...只そのいやなところを憎まない...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...彼水曜日の晩只一人にて黒人の中に取残されし時程恐ろしかりし事は生涯無かりし由申候...
アルツウル・シユニツツレル Arthur Schnitzler 森林太郎訳 「アンドレアス・タアマイエルが遺書」
...只、前に述べた不思議な道具の使用法が如何に深刻なものであるかを、彼等はあらかた知る事が出来たと云うに止めておく...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
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