...只何か残酷なる好奇心の満足を与うるのみ...
芥川龍之介 「北京日記抄」
...この際は只根本的省察を加へて始めて解答發見の一助ともなるであらう...
關口存男 「新獨逸語文法教程解説」
...只今誰方(どなた)かお宅のお方らしいお人がいらっしゃいました...
谷崎潤一郎 「細雪」
...只今も奥方の前で...
中里介山 「大菩薩峠」
...只、雪解けの泥々道を行く気持ちが心に重たい...
林芙美子 「新版 放浪記」
...只一冊のワイルド・プロフォディスにも楽しみをかけて読む...
林芙美子 「放浪記(初出)」
...嫌疑(けんぎ)を恐れてか只(ただ)の一度も返辞(へんじ)を寄越した者がない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...只(ただ)仙台藩士の腰抜けを憤(いきどお)ったと同じ事で...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...彼女は只食いされた菓子や酒のことを――まだその勘定を払ってもらうというかすかな望みを持っていた菓子や酒のことを――いつまでも恨めしそうに考えていたんだからねえ...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「マリー・ロジェエの怪事件」
...只、爺むさく説法や謎を聞かされるのは厭であるが、相阿彌のこの行方は初めはもつと石をつかつてゐてそれを漸次に拔いて行つたものか、もつと少なく石を置きそれに加へて行つたものか、盤景をあつかふやうな簡單な譯に行かなかつたに違ひない...
堀辰雄 「「文藝林泉」讀後」
...只今お宅の庭を捜査させております」といっているところへ...
松本泰 「秘められたる挿話」
...「只今(ただいま)...
宮沢賢治 「さるのこしかけ」
...どんなにまあお待ち遊ばして」今はもう只うとうとと眠って居る様な妹に一言云いたいために――一度その名を呼びたいと私は唇をしっかりかんで唇のふるえるのを鎮め...
宮本百合子 「悲しめる心」
...僕らは只眺めてゐるだけで...
室生犀星 「鉄の死」
...只ださう思つてゐる丈は事實である...
森林太郎 「私が十四五歳の時」
...只一寸した好奇心に駆られて...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...只風景の中心の締りにだけなっているかの観があります...
夢野久作 「鼻の表現」
...只(ただ)夢のような気持になりました...
夢野久作 「雪の塔」
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