...今度は自分で一句一句切りながら自分の云ふあとをつかせて...
新井紀一 「怒れる高村軍曹」
...アンナ!アンナ はい(扉を閉める)ノラ (恐怖で顏が蒼白くなつて)私の子供を腐敗させる! 私の家庭に毒を撒く! (ちよいと句切りを置いて頭を上げる)嘘! 嘘! そんなことがあるものか...
ヘンリック・イブセン Henrik Ibsen 島村抱月譯 「人形の家」
...前の言ばと後の言ばの句切りが分らない事ほどさように早く饒舌(しゃべ)るのである...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...ゆっくり句切りながら頭を振って...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...荘重(そうちょう)に句切りをつけましたが...
中里介山 「大菩薩峠」
...」一句一句ハッキリと句切り...
中島敦 「南島譚」
...また一々各句切りごとに「アア」とか「ウン」とかお声をかけられたのには驚いた...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...「どうも失礼いたしました」と句切りをつけたので...
夏目漱石 「三四郎」
...ただ句切りが悪くって...
夏目漱石 「三四郎」
...やがて句切りのよい所へ来たと見えて...
夏目漱石 「野分」
...句切りをとるためにぼこぼんを入れるから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...前の言ばと後の言ばの句切りが分らないことほどさよう早く饒舌(しゃべ)るのである...
夏目漱石 「倫敦消息」
...口論がひと句切りになったとみえて...
久生十蘭 「金狼」
...母がひと句切りずつ口移しに教えて...
久生十蘭 「母子像」
...これをそのすぐ前にある語にたいする句切りとして用いる...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...是れ其句切りの長短...
正岡子規 「字餘りの和歌俳句」
...人と語る中ややもすれば句切り同然に放っていたが...
南方熊楠 「十二支考」
...然らば節は一つの句切りだから...
柳田国男 「年中行事覚書」
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