...原金次郎も一句々々を句切りながら語りだした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...そこでちょっと言葉に句切りを附けてから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...「アポロン!」とわたしは低い声で句切り句切りいったが...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...」一句一句ハッキリと句切り...
中島敦 「南島譚」
...「どうも失礼いたしました」と句切りをつけたので...
夏目漱石 「三四郎」
...――当用はここまで考えて句切りをつけた...
夏目漱石 「三四郎」
...ただ句切りが悪くって...
夏目漱石 「三四郎」
...やがて句切りのよい所へ来たと見えて...
夏目漱石 「野分」
...句切りをとるためにぼこぼんを入れるから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...前の言ばと後の言ばの句切りが分らないことほどさよう早く饒舌(しゃべ)るのである...
夏目漱石 「倫敦消息」
...口論がひと句切りになったとみえて...
久生十蘭 「金狼」
...母がひと句切りずつ口移しに教えて...
久生十蘭 「母子像」
...語と語とのあいだにはなんの句切りもない...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...句切りがあったら...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...これをそのすぐ前にある語にたいする句切りとして用いる...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「黄金虫」
...労働で上皮だけ油ぎった額を句切りごとに昂奮に吃らせ...
槇村浩 「詩諷」
...是れ其句切りの長短...
正岡子規 「字餘りの和歌俳句」
...多分飜譯物で覺え込んだらしい直譯體に近い形容や句切りが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
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