...古風な、而も美しい宮廷服を着た王妃や内親王、奇妙な、装飾沢山な衣服に、赤い馬の尻尾のような羽根をぶら下げた白い円錐形の帽子をかぶった支那公使館員、風変りな衣裳に儀式用の帯を結び、類の無い頭装をした朝鮮人、勲章を佩(お)びた欧洲の役人達――これ等は私にとっては皆目新しく、そして興味があった...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...古風な小形の窓も...
石川啄木 「雲は天才である」
...あの古風な絵を想像していた私は...
江戸川乱歩 「押絵と旅する男」
...古風な作りであった...
谷崎潤一郎 「細雪」
...同時にあの古風な河原町の人達にとつても眼を瞠(みは)るやうな事件であつた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...古風な田舎踊の名...
ディッケンス Dickens 森田草平訳 「クリスマス・カロル」
...そこは人氣の乏しい室の片隅で、古風な、それは朝日新聞が創刊當時使用したといふのよりもつと古風なハンドプレスが、誰一人觀てくれるものもなく、ころがされてあつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...地主の乗っている古風な旅行馬車だの...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...古風な洋食屋だが...
古川緑波 「八の字づくし」
...灰色のさゝやかな古風な建物(たてもの)の中に――これらはすべて山颪(やまおろし)に吹き撓(たわ)められてゐた――固い植物の花しか咲かない...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...悪い意味で古風な(例へば私は...
牧野信一 「毒気」
...古風な馬車で太鼓を叩いて町廻り...
正岡容 「わが寄席青春録」
...穏かな街にラベンダア売りの古風な呼声が聞えていた...
松本泰 「日蔭の街」
...文体もそういう古風な絵の趣を保とうとされている...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第二巻)」
...一歩を進めて言えば、古風な人には、西遊記の怪物の住みそうな家とも見え、現代的な人には、マアテルリンクの戯曲にありそうな家とも思われるだろう...
森鴎外 「鼠坂」
...古風な看板(かんばん)を今もはずさない店があるのは...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...古風な人々は気にしたのであった...
柳田国男 「母の手毬歌」
...古風な田舎の仕事唄(しごとうた)などの中には...
柳田国男 「木綿以前の事」
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