...「古歌を学ぶために古典文学の授業に登録した...
...「昨日のコンサートで古歌が演奏された...
...「古歌を朗読するととても落ち着く...
...「日本の古歌は世界的にも高く評価されている...
...「古歌を研究する学者が多数存在している...
......
饗庭篁村 「木曾道中記」
...此の通りの古歌が本當にあつたとして...
寺田寅彦 「天文と俳句」
...「白山の名は雪にぞありける」という古歌が好きになって...
中里介山 「大菩薩峠」
...実隆が仰せによって古歌を認めて与えたこともある...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...そのよみ人しらずの古歌を題詞として置いておいたのである...
堀辰雄 「姨捨記」
...その讀人しらずの古歌の詠ぜられた平安朝のはじめ頃を界として...
堀辰雄 「姨捨記」
...「山賤(やまがつ)の垣は荒るとも」などと云う古歌を思い出されてか...
堀辰雄 「ほととぎす」
...おしめども春のかぎりの今日の日の夕暮にさえなりにけるかな――と云いたげな古歌(うた)の風情(ふぜい)で陽炎(かげろう)と見境いもつかず棚引き渡っていた...
牧野信一 「ゼーロン」
...右遠藤博士の『海産植物学』は明治四十四年(1911)に東京の博文館で発行になった書物だが、今それによると「みるヲ食用ニ供シタルハ本邦ニ在リテハ其由来甚ダ遠キモノノ如ク現今却テ之レヲ用ウルコト少ナシ、箋註倭名類聚抄ニ云フ、海松、見延喜臨時大甞祭図書寮玄番寮民部省主計寮大蔵省宮内省大膳職内膳司主膳監等式、又見賦役令万葉集、云々、之レニテ判ズレバ古ヘハみるヲ朝廷ニ献貢シタリシモノナルベシ、古歌ニモみる、みるぶさ、みるめナド多く詠メリ、又昔ヨリみるめ絞リト称シテ此植物ノ形ヲ衣服ノ模様トナシ、或ハ陶器ノ画等ニモ見ルコト今日ニ至ルモ変ラズ其果シテ孰レノ世ヨリ斯クノ如キコト始マリシヤ明カナラズト雖ドモ少クモ千数百年ノ昔ヨリナルベシ、又此ハ海藻ニシテ美術的紋様ニ用イラルルモノノ唯一ノ例ナリ」、また「みる類ヲ食用ニ供シタルハ往古ヨリ行ハレシモノニシテ弘仁式ニ尾張ノ染海松ヲ正月三日ノ御贄(おんべ)ニ供ストアリ而シテ現今本邦ニテ主トシテ用イラルルハみる及ビひらみるノ二者ナリ是等ハ生食セラルルコト稀ニシテ多クハ晒サレテ白色ニ変ジタルヲ乾シ恰モ白羅紗ノ如クナルヲ販売セリ、之レヲ水ニ浸シ三杯酢ヲ以テ食フ或ハ夏期ニ於テ採収シタル時ハ灰乾シトシ又ハ熱湯ヲ注ギテ後蔭乾シトス之レヲ用ウルニハ熱湯ニ投ジテ洗滌スルヲ可トス」と出ている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...食う為めにセリを摘む事は昔からする事であるから古歌にはまたツミマシグサともいった...
牧野富太郎 「植物記」
...ただ古歌に拠(よ)りてどこそこは千鳥の名所なり...
正岡子規 「人々に答ふ」
...もし花の露ならば古歌にも多くあり...
正岡子規 「墨汁一滴」
...現在では大小三十六篇の古歌が載つてをります...
宮原晃一郎 「スカンヂナヴィア文學概觀」
...だれも知った業平朝臣(なりひらあそん)の古歌であるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「赤裳垂(あかもた)れ引きいにし姿を」(立ちて思ひゐてもぞ思ふくれなゐの赤裳垂れ引き)という古歌は露骨に感情を言っただけのものであるが...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...この蓑笠は『万葉』の古歌にも見えることは前に引いた歌の例でも分る...
柳宗悦 「蓑のこと」
...また「紫野ゆきシメ野行き」の古歌に歌った紫野のシメと同じく堺を限って土地を占める方式を意味していた...
柳田國男 「地名の研究」
...いとまあらばひろひに行かむ住吉のきしに寄るてふ恋わすれ貝新勅撰集のうちにある古歌の一首がそれには刻んである...
吉川英治 「宮本武蔵」
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