...これは古来からの習慣で別段に婦人の実業教育などといって奨励しない以前からの事である...
大隈重信 「婦人に対する実業思想の急務」
...少なくとも古来から...
戸坂潤 「認識論とは何か」
...自由派の空想的な虐政と争っていた宗教裁判所の実際的な古来からの虐政を...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...これは古来からその方面で発達して来た演芸上の約束を知らないので...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...古来からこの難事業に全然の績(いさおし)を収め得たる画工があるかないか知らぬ...
夏目漱石 「草枕」
...そこで古来から何百年となく奉天の民が垂れ流した糞小便(くそしょうべん)が歳月の力で自然天然(じねんてんねん)に地(じ)の底に浸(し)み込んで...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...古来からこの道に苦しんだ人の閲歴譚(えつれきだん)などを取(と)り交(ま)ぜて...
夏目漱石 「門」
...日本歴史に明らかに見うけられる古来からの反乱や紛擾を...
蜷川新 「天皇」
...古来から今日に至るまで...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...古来から日本人に一貫している...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...祭りの武者用には古来から此処に伝はる鎧でなければならなかつたので...
牧野信一 「バラルダ物語」
...古来から左う云ふ字名を持つた柳村の人達が一勢に軒先に走り出て...
牧野信一 「夜見の巻」
...至極簡明に古来から用ひ慣れて来たことは知らるゝ通りであるが(斯うした健康法が役立つて...
牧野信一 「ラガド大学参観記」
...古来からこの事は...
吉川英治 「上杉謙信」
...――仰せの通り古来からよくそのように申し伝えられておりますが」と神官は...
吉川英治 「新書太閤記」
...室町(むろまち)以来、一戦また一戦あるごとに、夥(おびただ)しい不純が純の中へ割りこんで来て農村の姿を殺伐化(さつばつか)したが、その荒(すさ)びきった時流の底にも、古来からの農は、依然粗壁(あらかべ)の中に貧しい燈を細々ととぼして、時代の物音に脅(おび)えながらも、本然の勤めと農の心は失われていなかったことは確かである...
吉川英治 「新書太閤記」
...古来から争いがたえないと...
吉川英治 「随筆 新平家」
...封建的なものの紋章みたいな古来からの“剣”とか“剣の道”などというものは...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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