例文・使い方一覧でみる「古来から」の意味


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...ここは古来から我々の住む世界とはただの一度も往来(ゆきき)のなかった国であり...   ここは古来から我々の住む世界とはただの一度も往来のなかった国でありの読み方
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」

...古来からの芸術作品という文献学的材料からなのである...   古来からの芸術作品という文献学的材料からなのであるの読み方
戸坂潤 「哲学の現代的意義」

...古来から行なわれてる愚かなその浪費についてはことに...   古来から行なわれてる愚かなその浪費についてはことにの読み方
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」

...戦争と名のつくものゝ多くは古来から大抵斯(こ)んなものかも知れないが...   戦争と名のつくものゝ多くは古来から大抵斯んなものかも知れないがの読み方
夏目漱石 「点頭録」

...桀紂(けっちゅう)と云えば古来から悪人として通(とお)り者(もの)だが...   桀紂と云えば古来から悪人として通り者だがの読み方
夏目漱石 「二百十日」

...古来からの伝統を破つて別の形式で演出を変更しようとしたものである...   古来からの伝統を破つて別の形式で演出を変更しようとしたものであるの読み方
野上豊一郎 「演出」

...祭りの武者用には古来から此処に伝はる鎧でなければならなかつたので...   祭りの武者用には古来から此処に伝はる鎧でなければならなかつたのでの読み方
牧野信一 「バラルダ物語」

...古来から左う云ふ字名を持つた柳村の人達が一勢に軒先に走り出て...   古来から左う云ふ字名を持つた柳村の人達が一勢に軒先に走り出ての読み方
牧野信一 「夜見の巻」

...「だがそれらはみんな間違っていた」と昂軒は云い続けた、「武芸というものは負けない修業だ、強い相手に勝ちぬくことだ、強く、強く、どんな相手をも打ち負かすための修業であり、おれはそれをまなび殆んどその技を身につけた、越前侯にみいだされたのも、そのおれの武芸の非凡さを買われたからだ、けれどもこんどの事でおれは知った、強い者に勝つのが武芸者ではない、ということを」「まあまあ」と六兵衛が云った、「そんなふうにいきなり思い詰めないで下さい」「いきなりだと」昂軒は忿然(ふんぜん)といきり立ったが、すぐにまた頭を垂れた、そして垂れたままでその頭を左右にゆっくり振った、「――いや、これはいきなりとか、この場の思いつきとかいうもんじゃない、そんな軽薄なものではない、おれはこんど初めて知ったのだが、強いということには限度があるし、強さというものにはそれを打ち砕く法が必ずある、おれには限らない、古来から兵法者、武芸者はみな強くなること、強い相手に打ち勝つことを目標にまなび、それが最高の修業だと信じている、しかしそれは間違いだ」そこでまた昂軒はゆらりと頭を左右にゆすった、「諄(くど)いようだが、それが誤りであり間違いだということを、こんど初めて知った」「あなたはそれを、もう幾たびも云い続けていますよ」「何百遍でも云い続けたいくらいだ」昂軒は抜いた脇差のぎらぎらする刀身をみつめながら、あたかも自分を叱るように云った、「――強い者には勝つ法がある、名人上手といわれる武芸者はみなそうだった、みやもとむさしなどという人物もそんなふうだったらしい、だが違う、強い者に勝つ法は必ずある、そういうくふうは幾らでもあるが、それは武芸の一面だけであって全部ではない、――それだけでは弱い者、臆病者に勝つことはできないんだ」六兵衛は恥ずかしそうに、横眼でちらっとおようを見た...   「だがそれらはみんな間違っていた」と昂軒は云い続けた、「武芸というものは負けない修業だ、強い相手に勝ちぬくことだ、強く、強く、どんな相手をも打ち負かすための修業であり、おれはそれをまなび殆んどその技を身につけた、越前侯にみいだされたのも、そのおれの武芸の非凡さを買われたからだ、けれどもこんどの事でおれは知った、強い者に勝つのが武芸者ではない、ということを」「まあまあ」と六兵衛が云った、「そんなふうにいきなり思い詰めないで下さい」「いきなりだと」昂軒は忿然といきり立ったが、すぐにまた頭を垂れた、そして垂れたままでその頭を左右にゆっくり振った、「――いや、これはいきなりとか、この場の思いつきとかいうもんじゃない、そんな軽薄なものではない、おれはこんど初めて知ったのだが、強いということには限度があるし、強さというものにはそれを打ち砕く法が必ずある、おれには限らない、古来から兵法者、武芸者はみな強くなること、強い相手に打ち勝つことを目標にまなび、それが最高の修業だと信じている、しかしそれは間違いだ」そこでまた昂軒はゆらりと頭を左右にゆすった、「諄いようだが、それが誤りであり間違いだということを、こんど初めて知った」「あなたはそれを、もう幾たびも云い続けていますよ」「何百遍でも云い続けたいくらいだ」昂軒は抜いた脇差のぎらぎらする刀身をみつめながら、あたかも自分を叱るように云った、「――強い者には勝つ法がある、名人上手といわれる武芸者はみなそうだった、みやもとむさしなどという人物もそんなふうだったらしい、だが違う、強い者に勝つ法は必ずある、そういうくふうは幾らでもあるが、それは武芸の一面だけであって全部ではない、――それだけでは弱い者、臆病者に勝つことはできないんだ」六兵衛は恥ずかしそうに、横眼でちらっとおようを見たの読み方
山本周五郎 「ひとごろし」

...古来からおそろしいものに極っている』『まして...   古来からおそろしいものに極っている』『ましての読み方
吉川英治 「篝火の女」

...古来からすぐれた人材を輩出(はいしゅつ)していながら...   古来からすぐれた人材を輩出していながらの読み方
吉川英治 「銀河まつり」

...必ず祟(たた)りをなすと古来から忌まれているもので...   必ず祟りをなすと古来から忌まれているものでの読み方
吉川英治 「三国志」

...「およそ古来から...   「およそ古来からの読み方
吉川英治 「三国志」

...おそれながら癰は古来から命とりと申すほど難治の病...   おそれながら癰は古来から命とりと申すほど難治の病の読み方
吉川英治 「私本太平記」

...「ここに我あるを知れ」という侍らしい侍が現われない例(ため)しは古来からなかった...   「ここに我あるを知れ」という侍らしい侍が現われない例しは古来からなかったの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...――仰せの通り古来からよくそのように申し伝えられておりますが」と神官は...   ――仰せの通り古来からよくそのように申し伝えられておりますが」と神官はの読み方
吉川英治 「新書太閤記」

...古来からこのように赤蓼が多いので...   古来からこのように赤蓼が多いのでの読み方
吉川英治 「新編忠臣蔵」

...古来からの山門の伝習をお破りあそばしては...   古来からの山門の伝習をお破りあそばしてはの読み方
吉川英治 「親鸞」

「古来から」の書き方・書き順

いろんなフォントで「古来から」


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がちんがちん   下に置く   訓練をする  

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