...いかに古来からこの潮流を恐怖していたかが呑み込めてきたのであった...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...(観念論的)弁証法は古来から今日に至るまで曾て絶えたことがないとさえ云えるばかりではなく...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...これは古来からその方面で発達して来た演芸上の約束を知らないので...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...古来から保存された実物を写真にしたものであるから...
夏目漱石 「『東洋美術図譜』」
...桀紂(けっちゅう)と云えば古来から悪人として通(とお)り者(もの)だが...
夏目漱石 「二百十日」
...そこで古来から何百年となく奉天の民が垂れ流した糞小便(くそしょうべん)が歳月の力で自然天然(じねんてんねん)に地(じ)の底に浸(し)み込んで...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...それでなくともこの森を単独で往行した人物は古来から記録に残された僅少の名前のみである...
牧野信一 「ゼーロン」
...古来から斯る処にのみ住み慣れて来てゐたので...
牧野信一 「その村を憶ひて」
...怒田村は古来から永遠へ向つて...
牧野信一 「その村を憶ひて」
...祭りの武者用には古来から此処に伝はる鎧でなければならなかつたので...
牧野信一 「バラルダ物語」
...やっぱり種類を改良したのかね」主人「勿論(もちろん)古来から食用にしていて良い種類を繁殖させた結果もあろうが一つには地勢にあるそうだ...
村井弦斎 「食道楽」
...古来からこの事は...
吉川英治 「上杉謙信」
...古来からすぐれた人材を輩出(はいしゅつ)していながら...
吉川英治 「銀河まつり」
...必ず祟(たた)りをなすと古来から忌まれているもので...
吉川英治 「三国志」
...古来からの王法仏法を...
吉川英治 「私本太平記」
...おそれながら癰は古来から命とりと申すほど難治の病...
吉川英治 「私本太平記」
...古来から争いがたえないと...
吉川英治 「随筆 新平家」
...信州諏訪(すわ)神社には三百何十口(ふり)という古来からの奉納刀がありますが...
吉川英治 「宮本武蔵」
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