...ここは古来から我々の住む世界とはただの一度も往来(ゆきき)のなかった国であり...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...古来からの有名さと交通の便利さとが草津を享楽郷とし...
種田山頭火 「旅日記」
...これがいかに古来から盛んに行はれたかは...
田畑修一郎 「出雲鉄と安来節」
...これは我が国に古来からある墨流しを...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...古来からこの難事業に全然の績(いさおし)を収め得たる画工があるかないか知らぬ...
夏目漱石 「草枕」
...戦争と名のつくものゝ多くは古来から大抵斯(こ)んなものかも知れないが...
夏目漱石 「点頭録」
...古来からこの泥水を飲んで...
夏目漱石 「満韓ところどころ」
...古来から今日に至るまで...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...古来から種々の韻文が試みられ...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...あの竜のの生ひ繁つた径は古来から「大蛇の脱殻の道」と称ばれてゐた...
牧野信一 「天狗洞食客記」
...酒卓に就くといふのが古来からの不文律なのであつた...
牧野信一 「山彦の街」
...古来からの小説道の一つの本道であつて...
牧野信一 「浪曼的月評」
...西洋には誰にも古来からあるものです...
横光利一 「旅愁」
...古来からこの事は...
吉川英治 「上杉謙信」
...これは読者と筆者たるを問わず古来から三国志にたいする一般的な通念のようでもある...
吉川英治 「三国志」
...古来から多くの武門が侵入して来ては没落し...
吉川英治 「新書太閤記」
...――だのに、なぜ古来から、安徳帝は壇ノ浦で死んだものとして書かれているのか...
吉川英治 「随筆 新平家」
...古来から争いがたえないと...
吉川英治 「随筆 新平家」
便利!手書き漢字入力検索