...これは古来からの習慣で別段に婦人の実業教育などといって奨励しない以前からの事である...
大隈重信 「婦人に対する実業思想の急務」
...古来からの茅葺、柾葺、杉皮葺は、とにかくとして、現在多くの民は、トタン葺の家に住み、ふろしきを被つて、もんぺいをはき、中流以下悉く粗食に甘んじてゐる、といふ...
太宰治 「津軽」
...これがいかに古来から盛んに行はれたかは...
田畑修一郎 「出雲鉄と安来節」
...ジャーナリズムは古来から存在した社会現象だ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...これは我が国に古来からある墨流しを...
中谷宇吉郎 「硯と墨」
...これは古来からその方面で発達して来た演芸上の約束を知らないので...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...古来から保存された実物を写真にしたものであるから...
夏目漱石 「『東洋美術図譜』」
...桀紂(けっちゅう)と云えば古来から悪人として通(とお)り者(もの)だが...
夏目漱石 「二百十日」
...日本歴史に明らかに見うけられる古来からの反乱や紛擾を...
蜷川新 「天皇」
...ところが日本の古来からの観念で...
前田多門 「「人間宣言」のうちそと」
...古来から斯る処にのみ住み慣れて来てゐたので...
牧野信一 「その村を憶ひて」
...古来から左う云ふ字名を持つた柳村の人達が一勢に軒先に走り出て...
牧野信一 「夜見の巻」
...古来からこの事は...
吉川英治 「上杉謙信」
...必ず祟(たた)りをなすと古来から忌まれているもので...
吉川英治 「三国志」
...「ここに我あるを知れ」という侍らしい侍が現われない例(ため)しは古来からなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...古来からの常例である...
吉川英治 「新書太閤記」
...――だのに、なぜ古来から、安徳帝は壇ノ浦で死んだものとして書かれているのか...
吉川英治 「随筆 新平家」
...古来からの史を講じて...
吉川英治 「源頼朝」
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