...そこにおのずから古典的な一つの趣きがあるような気がする...
谷譲次 「踊る地平線」
...アメリカン・レビューにはそういう古典的な意味での音楽などはない代りに...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...二十世紀の有力な諸哲学は――プラトンの『ポリテイア』やアリストテレスの『ポリティカ』のような古典的な手本にも拘らず――不思議にも...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...より古典的な――より古く又より典型的な――哲学であった...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...あのマティユー・レンスベルグが次の古典的な二行の句を得たのもそれからである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...古典的な文芸方面の名著がたくさんあり...
中谷宇吉郎 「湯川秀樹さんのこと」
...古典的な美しい芸術が沢山(たくさん)あるのに...
野村胡堂 「死の舞踏」
...そしてその他の者は、相変らず古典的な美文で、古典的な、熱のない脩辞を繰返して居るにすぎなかつた...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
......
槇村浩 「長詩」
...古典的なヒューマニズムにおいて最も重要な徳であつたこの節度といふものは現代の思想においては稀になつてゐる...
三木清 「人生論ノート」
...ミルの『論理學體系』は古典的なものとして...
三木清 「哲學はどう學んでゆくか」
...ツキヂデスは歴史敍述の古典的なものと見られてゐる...
三木清 「歴史哲學」
...かの古典的な定義が十分に適用され得る...
三木清 「歴史哲學」
...この見方の最初の意識的な且つ古典的な代表者としてツキヂデスが擧げられる...
三木清 「歴史哲學」
...荘重で古典的な偉容を具えた明るさであった...
横光利一 「旅愁」
...大紋烏帽子(だいもんえぼし)という古典的な装いの下(もと)に...
吉川英治 「新編忠臣蔵」
...この堂の古典的な...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...しかしこの放胆な大まかさのうちには古典的な力強さがあふれている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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