...いつ聞いても心持の悪くないものはこういう古典的な音楽である...
寺田寅彦 「ラジオ雑感」
...サン・シモン乃至コントの古典的な社会学がすでに...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...その古典的な総合概念なのである*...
戸坂潤 「科学論」
...アリストテレスの古典的な表現を借りるまでもないが...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...古典的なものから解説的なものまで入れて...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...一方に於ては古典的な造形芸術其他の観照へまで...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...古典的なこの共通感官の観念と...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...古典的な起源と複雑な歴史的変遷とに加えて...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...古典的なる線の明晰を望む先生一流の芸術的主張が...
永井荷風 「妾宅」
...古典的な形式美と...
野村胡堂 「楽聖物語」
...それは端正な古典的な美しさとでも言へるでせう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そしてその他の者は、相変らず古典的な美文で、古典的な、熱のない脩辞を繰返して居るにすぎなかつた...
萩原朔太郎 「愛の詩集」
...むしろ極めて難解な文字ばかりが羅列された古典的な哲學書の上に眼を曝すに如くはない――隱岐はいつも左う胸一杯に力んで...
牧野信一 「痴日」
...古典的なヒューマニズムにおいて最も重要な徳であったこの節度というものは現代の思想においては稀(まれ)になっている...
三木清 「人生論ノート」
...我々はその古典的な例をロックの哲學において見ることができるであらう...
三木清 「認識論」
...この基礎經驗の最も古典的な表現であるところの...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...この思想の古典的な代表者アリストテレスの哲學がかかる觀想的な世界觀の模範的な表現であつたことは...
三木清 「歴史哲學」
...古典的な美しさの絶頂を示すやうに思へたのである...
和辻哲郎 「西の京の思ひ出」
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