...古今集には日本の良き文学が詰まっている...
...古今集から学ぶ日本語の表現方法は多種多様である...
...古今集の中でも、特に源氏物語は有名である...
...古今集は多くの歌人や作家たちによって編纂された...
...古今集の中には、恋愛や自然、人生など多岐にわたるテーマが含まれている...
...古今集に空に知られぬ雪ぞ降りける...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...『古今集』に、「山姫の霞の衣ぬきを薄み、山風にこそ乱るべらなれ」と詠じ、また「裁ち逢わぬ衣は誰も着ぬものを、何山姫に布晒すらん」と詠ずるもの、佐保山姫の天然的基礎の霞なるを、示すに足る可し...
高木敏雄 「比較神話学」
...古今集の誹諧哥(はいかいか)が何ゆえに誹諧であるか...
寺田寅彦 「俳諧の本質的概論」
...猶古今集の幾首かを暗記してゐるが...
永井荷風 「新歸朝者日記 拾遺」
...一日(いちにち)座右(ざう)にありし萩(はぎ)の家(や)先生が辞典を見しに古今集三木(さんぼく)の一古語にして実物不詳とあり...
永井荷風 「来青花」
...娘たちのために古今集(こきんしゅう)を書いてやったり...
中里介山 「大菩薩峠」
...『雪華図説』あるいは『北越雪譜』あるいは『万葉集』、『古今集』、あるいはまた俳諧随筆などに現われる雪は、いずれも陽気な観察あるいは諦観、最も多くはこれを賞玩するような傾向をもっている...
中谷宇吉郎 「雪」
...彼が『古今集(こきんしゅう)』や『新古今集』の歌を排し...
萩原朔太郎 「郷愁の詩人 与謝蕪村」
...古今集中のわが心なぐさめかねつさらしなやをばすて山にてる月をみてといふ讀人しらずの歌への關心である...
堀辰雄 「姨捨記」
...かの『古今集』の歌の「深山(みやま)には霰(あられ)降るらし外山(とやま)なるまさきのかづら色づきにけり」にあるマサキノカズラも...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...〔日本 明治31・2・12〕再び歌よみに與ふる書貫之は下手な歌よみにて古今集はくだらぬ集に有之候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...其貫之や古今集を崇拜するは誠に氣の知れぬことなどと申すものゝ實は斯く申す生も數年前迄は古今集崇拜の一人にて候ひしかば今日世人が古今集を崇拜する氣味合は能く存申候...
正岡子規 「歌よみに與ふる書」
...それでも強(し)ひて『古今集』をほめて言はば...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...『古今集』以後にては新古今ややすぐれたりと相見え候...
正岡子規 「歌よみに与ふる書」
...『古今集』はたるみて悪し...
正岡子規 「俳諧大要」
...『古今集』の序をもぢりたる陳腐なる趣向に外ならざるをや...
正岡子規 「古池の句の弁」
...春の初を詠じた二、三の歌を比較してみると、『古今集』では、袖ひぢてむすびし水の氷れるを春立つ今日の風やとくらむ (貫之、春上)春がすみ立てるやいづこみよしののよしのの山に雪はふりつつ (読人知らず、春上)雪のうちに春はきにけりうぐひすの氷れる涙いまやとくらむ (読人知らず、春上)のごときがある...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...この意味でも『古今集』は物語の準備である...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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