...古人の言葉に学ぶ...
...古人の知恵を大切にする...
...古人の故事にあるように...
...古人を尊敬している...
...古人の思考に共感する...
...常に古人の名詩画に親んでゐたと言ふことであります...
芥川龍之介 「文芸鑑賞講座」
...しかし木の下や池のほとりに古人の句碑の立つてゐるのは僕には何か時代錯誤を感じさせない訣(わけ)には行(ゆ)かなかつた...
芥川龍之介 「本所両国」
...古人の言葉に「たとい三日の間でも別れた人に逢った時には目を見張ってその特徴を見出さなければならん」といっている...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...僕は大膽に古人の説をも採否(さいひ)するつもりだ...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...私が「埋字」のことなどを申し上げたのもこの古人の句に親炙(しんしゃ)する...
高浜虚子 「俳句の作りよう」
...古人も、読書について『眼光紙背に徹す』といふ言葉をつかつてゐるが、実際、さういふところがなければいけない...
田山録弥 「小説新論」
...一日一杯古人を友とし...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...そのかはりに土耳古人が穿いてゐるやうなだぶだぶの寛袴(シャロワールイ)を穿き...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...畢竟この偽君子の多きもその本(もと)を尋ぬれば古人の妄想にて...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...ハスの花は古人は花之君子者也とか世間花卉無踰蓮花者とか言って誉めそやして居ます...
牧野富太郎 「植物記」
...これはかの『荘子』に出ている「大椿ナルモノアリ八千歳ヲ春トナシ八千歳ヲ秋トナス」の語へ我が「つばき」(椿)を取り合せ芽出度(めでた)い語として古人が作った称呼たるに過ぎない...
牧野富太郎 「植物記」
...もとより古人の粉本(ふんぽん)を摸(も)し意匠を剽竊(ひょうせつ)することをなさざりき...
正岡子規 「俳人蕪村」
...しかし古人の歌でも名家の作でも理窟ツぽき思想...
正岡子規 「人々に答ふ」
...それから「神代巻」の弉尊が桃実を投げて醜女を却(しりぞ)けた譚などに拠る由は古人も言い...
南方熊楠 「十二支考」
...すでに古人も、「彼は彼以前に彼が模倣しうる人をもたなかったが、彼以後においてもその模倣者をもたなかった」という賛辞をのこしている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...人間はかえってその理解しえざるものを信仰す(出所不詳)とか人間の精神は晦冥(かいめい)なるものを好んで信仰する傾向あり(タキトゥス)とかいう古人の非難を避ける...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...――我ヲ生ムモノハ父母、我ヲ知ルモノハ鮑叔ナリ――と管仲がいっているのを見て、ふたりの信をうらやまぬものはないが」「自分には、玄徳という実在のお人があるから、古人の交わりも、うらやむに足りません」「ははあ...
吉川英治 「三国志」
...それはシナにおいて蒙古人の支配が崩壊した一三六八年よりは少しく前であるが...
和辻哲郎 「鎖国」
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