...好い加減古びたくぐり門があった...
芥川龍之介 「路上」
...小さなしかも古びた茶店の...
泉鏡花 「伊勢之巻」
...古びた怪塔は、まったくここに最新のロケットに形をあらためてしまったのです...
海野十三 「怪塔王」
...塩釜の古びた安宿に泊り...
太宰治 「惜別」
...古びた一幅を見せて貰つた(峨山和尚の達磨の一幅はよかつた)...
種田山頭火 「行乞記」
......
種田山頭火 「旅日記」
...岬分教場の古びた門札(もんさつ)のかかった石の門の両側に...
壺井栄 「二十四の瞳」
...丁度々々(ちやうど/\)このやうな古びたペンキ塗りの水道も電灯もない田舎家の一室であつたのだ...
永井荷風 「海洋の旅」
...古びた惣門(そうもん)を潜(くぐ)って登る石段の両側に茶の木の美しく刈込まれたるに辛(から)くも昔を忍ぶのみ...
永井荷風 「日和下駄」
...老人は古びた木箱を出して來て...
林芙美子 「旅人」
...もう時代のほどもわからぬ古びた墓石は...
火野葦平 「花と龍」
...東の隅(すみ)には古びた上流しが附いてゐた...
松永延造 「アリア人の孤独」
...古びた門にかぶさるようにアカシヤの大木が枝をのばしている...
「朝の風」
...これは竹の垣根のすこし古びたののようよ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...左が古びた襖(ふすま)...
山本周五郎 「竹柏記」
...古びた布子(ぬのこ)に袴をはいて...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...古びた写真のように...
蘭郁二郎 「夢鬼」
...古びた池の向こうには金堂の背面が廃屋のような姿を見せている...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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