...だれかがのろい単調な古びた水夫の唄を歌っていて...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...門に三田ヶ谷村弥勒高等尋常(じんじょう)小学校と書いた古びた札がかかっている...
田山花袋 「田舎教師」
...持重りのする古びた洋書を五六册かかへてきて...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...低い緑色の古びた腰掛けがあるのを見た...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...私は唯(ただ)古びた貧しい小家(こいえ)つづきの横町(よこちょう)なぞを通り過(すぎ)る時...
永井荷風 「日和下駄」
...蓮台は白木のままの古びた極くお粗末なものであった...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...ひげ題目の古びた掛け軸...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...染粉(そめこ)を溶(と)いたように古びた色になる...
夏目漱石 「永日小品」
...あなたは素足で古びた駒下駄をはいている...
西村陽吉 「夕がたの人々」
...古びた屋並みのなかにもぐっている...
本庄陸男 「石狩川」
...古びた紺絣の上下...
正岡容 「寄席」
...玄関をはいると古びた家の匂いがプンと鼻を衝(つ)く...
水上滝太郎 「山の手の子」
...古びた大銀杏の下で村童が銀杏(ぎんなん)をひろって遊んでいる...
宮本百合子 「金色の秋の暮」
...――工場の古びた建物の前で...
山本周五郎 「青べか物語」
...古びた下帯を覗(のぞ)かせ...
山本周五郎 「青べか物語」
...古びた家に唯一人殘つてをり...
若山牧水 「樹木とその葉」
...かなり烈しい動揺を続けながらこの古びた乗合自動車は二時間あまりも走って...
若山牧水 「みなかみ紀行」
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