...口達者なものに吾等の同情を伝え...
海野十三 「くろがね天狗」
...ブライアンはしみじみ自分の口達者なのを嬉しく思つた...
薄田泣菫 「茶話」
...得心させられたというよりは彼の口達者な弁舌に黙らされて...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...小ざかしい口達者な小利口ものになるわけです...
高神覚昇 「般若心経講義」
...」一体に日本人は何といふ口達者な怠けものゝ多いことよと思はずにはゐられなかつた...
徳田秋聲 「芭蕉と歯朶」
...あんな陽気で口達者な男が...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...郵便局長は非常に口達者な男であったが...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...口達者な勇者の顔にも北叟笑みが浮かんだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 前篇」
...」口達者な主婦は...
正宗白鳥 「水不足」
...さすが口達者なかみさんたちも...
山本周五郎 「季節のない街」
...鷺でも烏でもなくて猿だったか」「口達者な猿で...
吉川英治 「新書太閤記」
...この口達者な婆さんがまた...
吉川英治 「新・水滸伝」
...口達者な長屋女房の揶揄(からかい)半分な囀(さえず)りのなかに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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