...口籠るように答えて...
谷崎潤一郎 「恐怖」
...その口籠るので、若党、草履取はお角にようやく不審の疑いをかけると、「これには何ぞ仔細があるらしい、ともかく屋敷へ同道致すがよかろう」と言ったのは、人品骨柄のよい覆面の武家でありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...」と口籠るやうに云つた後で...
長與善郎 「青銅の基督」
...人に顔を見られる事を臆したやうな風で口籠る如く丁寧な言葉をつかふ此男の様を見ると...
長與善郎 「青銅の基督」
...小夜子はまた口籠る...
夏目漱石 「虞美人草」
...女はまた口籠る...
夏目漱石 「虞美人草」
...かう口籠るのであつた...
原民喜 「氷花」
...姉は「まあ!」と口籠るように吃驚(びっくり)して...
室生犀星 「幼年時代」
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