...十六日の口書(くちがき)...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...吾(わが)心にも非ざる迂腐(うふ)の論を書付けて口書とす...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...而(しか)もかつ口書に書載するは権詐(けんさ)にあらずや...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...甲子太郎の口書爪印(くちがきつめいん)を取られて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今日中に口書きを取らうとあせつてゐる樣子です...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...多分まだ口書(くちがき)を取つちや居ないだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...口書(くちがき)を読んだりする役人の夢にもうかがうことのできぬ境遇である...
森鴎外 「高瀬舟」
...かれが尾張城から持ち出して来て秘密に仕舞(しま)いこんでおいた「御刑罪(おしおき)ばてれん口書(くちがき)」を念の為に...
吉川英治 「江戸三国志」
...「ばてれん口書(くちがき)」の一帖(じょう)も...
吉川英治 「江戸三国志」
...それは尾州家の若殿徳川万太郎が秘持していた「御刑罪(おしおき)ばてれん口書(くちがき)」の綴文(とじもの)に相違ない...
吉川英治 「江戸三国志」
...その底に秘めておいた「御刑罪(おしおき)ばてれん口書(くちがき)」の綴文(とじもの)の行方も...
吉川英治 「江戸三国志」
...あのばてれん口書がこッちの手に這入っているのが強味じゃねえか...
吉川英治 「江戸三国志」
...銭瓶の穴から持去った洞白の仮面(めん)と「ばてれん口書(くちがき)」は明らかに自分の品...
吉川英治 「江戸三国志」
...かの「御刑罪(おしおき)ばてれん口書(くちがき)」の古冊です...
吉川英治 「江戸三国志」
...六波羅から廻ってきた口書の心証も悪かったし...
吉川英治 「私本太平記」
...王婆の自白と“近所ノ衆ノ口書”とは...
吉川英治 「新・水滸伝」
...その口書によって証言も明らかなことゆえ...
吉川英治 「新・水滸伝」
...心にもなき口書(くちがき)が取られ...
吉川英治 「新・水滸伝」
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