...彼女は口早で、とてもおしゃべりな人です...
...口早に話すと、相手が聞き取りづらくなるので注意が必要です...
...口早に食事を済ませて、急いで仕事に向かいました...
...彼は口早に振る舞いながら、実は内面は繊細でした...
...面接での口早は、自信とともに説得力を持たせることができます...
...口早に切れ切れな言葉を続けた...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...菓物(くだもの)を差上げて何か口早に云うと...
泉鏡花 「婦系図」
...練吉は口早に引きとつて云つた...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...」「そうそう、いずれまた後日に」とヴェリチャーニノフは、相手には目もくれずに歩みつづけながら、口早やに呟いた...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...パーヴェル・パーヴロヴィチは口早やに言った...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...」と口早に彼女は二人に云った...
豊島与志雄 「湖水と彼等」
...それから後を口早に云ってのけて...
豊島与志雄 「二等車に乗る男」
...低く口早に言った...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そして「綱手」と、口早に囁いた...
直木三十五 「南国太平記」
...「はい、お勤めの終りますまで」と、梅野は、口早に答えて、周章てて、障子へ手をかけた...
直木三十五 「南国太平記」
...口早にいって「次は...
直木三十五 「南国太平記」
...万作も急げっ」口早にいって...
直木三十五 「南国太平記」
...長屋の人々が、七八人――女も、男も、軒下に立って、不安な顔をし、口早に、喋っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...「わしが死ぬと、お前達は、何もしないで、手を束ねているのか? わしがおらんと、わしの志したことは出来んのか?」斉彬は、口早に、鋭く畳みかけた...
直木三十五 「南国太平記」
...しかも声が低く口早なので...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「審判」
...」最初は口早に、いつもより声高(こわだか)に言っていたのが、段々末の方になると声が幽(かすか)になってしまった...
シュニッツレル Arthur Schnitzler 森鴎外訳 「みれん」
...なにか口早に事情を話して栄二を渡し...
山本周五郎 「さぶ」
...なにか口早に云いのこして駆け去ってゆくのも見た...
山本周五郎 「新潮記」
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