...彼女は口早で、とてもおしゃべりな人です...
...口早に話すと、相手が聞き取りづらくなるので注意が必要です...
...口早に食事を済ませて、急いで仕事に向かいました...
...彼は口早に振る舞いながら、実は内面は繊細でした...
...面接での口早は、自信とともに説得力を持たせることができます...
...口早に基督(キリスト)の生涯を話した...
芥川龍之介 「おしの」
...口早に切れ切れな言葉を続けた...
芥川龍之介 「お律と子等と」
...「命令でありますから――」そして後は口早に言った...
梅崎春生 「日の果て」
...なにか口早に囁(ささや)きあいながらシーザーの棺を壇の方へ担いできた...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...お口早におつしやいました...
太宰治 「右大臣実朝」
...「宮ちゃん! 宮ちゃん!」と口早に呼ぶ...
近松秋江 「別れたる妻に送る手紙」
...「あした……オイオイ頼むぜ」ト男は忌々(いまいま)しそうに口早に言ッた...
イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 二葉亭四迷訳 「あいびき」
...「リーザが死んだんですぞ!」と彼は口早やに言った...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...口早に言い足した...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...私達は口早に云い争ったり...
豊島与志雄 「或る男の手記」
...いろいろなことを口早に饒舌りました...
豊島与志雄 「霊感」
...小さな声で口早に言いました...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 菊池寛訳 「フランダースの犬」
...口早に「仙波の娘が...
直木三十五 「南国太平記」
...判っている」と、口早に、益満の次の言葉を止めた...
直木三十五 「南国太平記」
...わしは又、江戸の――」と、いいかけているのへ、深雪が「あの」と、叫んで、顔色を変えながら「ただ今、仰しゃりました――」と、いいかけると、益満が「七瀬も、人手にかかったのか?」と、口早に、聞いた...
直木三十五 「南国太平記」
...子供たちになにか口早やに説明をしている...
中谷宇吉郎 「異魚」
...ゆうべの出来事を口早に話しかけると...
リットン Edward George Earle Bulwer-Lytton 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...私はまだ泣(なき)ながらフト頭を挙げて見升と、父が気の毒さうな顔をして側(そば)に立つて居升たから、なにやら恥しい気がして、口早に、とうさま、あのお金を取りあげておしまひなすつたつて、泣(ない)てるんぢや有(あり)ませんよ...
若松賤子 「黄金機会」
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