...本を読むのではなく、口授で物語を聞くのも面白い...
...先生が試験範囲を口授してくれたので、勉強がスムーズに進んだ...
...口授で進められる仕事もあるので、メモをとりながら注意深く作業する必要がある...
...誰かが口授で伝えた情報を信じ込み、失敗してしまうことがあるので、自分で確認する癖を持つべきだ...
...彼女が口授でアドバイスしてくれたことを思い出し、いい方向へ進むことができた...
...相変らず高調子で口授を続けてゐた...
薄田泣菫 「独楽園」
...居士の口授を余は睡魔を抑えつつ筆記しなければならぬ事になった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...新たに來た物理の教師の原語で口授するのが氣に食はぬ...
高濱虚子 「俳諧師」
...主に口授を筆記するのであったが...
寺田寅彦 「マーカス・ショーとレビュー式教育」
...馬場佐十郎がガロウニンから口授されたもので...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...歴史的運動――その事物の・またその事物がぞくする歴史的全体の――によって口授されるのでなければならない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...それは伯母が口授したもので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...其の取り扱ひ法は接待係に口授せられて之を明かにしなかつた...
内藤湖南 「聖徳太子」
...その講釈の仕方までも悉皆口授してくれて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...また高い声で口授されるのでもないんです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...おそらくだれかが口授しているか...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...同じく小野蘭山口授の『本草訳説(やくせつ)』(内題は『本草綱目訳説』)には「恕菴(じょあん)先生秘説(蘭品)ニハ山海経ノ薫草ヲ和ニ麝香草ト称ルモノニ充ツ未的切ナラズ麝香草ハ生ニテ動揺スレバ香気アリ乾セバ香気ナシ漢名麝草(王氏彙宛)」と出ている...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...口授して宮へのお返事を書かせた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...それでも院は言葉などを口授(くじゅ)してお書かせになった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...良子刀自所蔵の雑記に「芸庵君口授」と題して載せてある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...原稿を口授して筆受させたのだと云う人があるが...
森鴎外 「不苦心談」
...ここにあるような夢想を書きつけたり口授したりする...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...こう軍令を口授(こうじゅ)した...
吉川英治 「新書太閤記」
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