...本を読むのではなく、口授で物語を聞くのも面白い...
...先生が試験範囲を口授してくれたので、勉強がスムーズに進んだ...
...口授で進められる仕事もあるので、メモをとりながら注意深く作業する必要がある...
...誰かが口授で伝えた情報を信じ込み、失敗してしまうことがあるので、自分で確認する癖を持つべきだ...
...彼女が口授でアドバイスしてくれたことを思い出し、いい方向へ進むことができた...
...幼時より老後に至る経歴の概略を速記者に口授して筆記せしめ...
石河幹明 「福翁自伝」
...馬琴が失明後の口授作にもせよ...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...代り合って枕頭に侍していた我らが居士の口授を筆記したものであった...
高浜虚子 「子規居士と余」
...種痘法は自分が嘗てロシヤ人ガロウニンより口授され...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...歴史的運動――その事物の・またその事物がぞくする歴史的全体の――によって口授されるのでなければならない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...ナポレオン自身の口授になった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...テナルディエは口授し初めた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そしてまた口授を初めた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その講釈の仕方までも悉皆口授してくれて...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...時に先生筆硯(ひっけん)甚(はなはだ)多忙なりしがため余に題材を口授(こうじゅ)し俄(にわか)に短篇一章を作らしむ...
永井荷風 「書かでもの記」
...彼らは役人たちが望むときに口授によって書くのです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...また高い声で口授されるのでもないんです...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...口授が行われているなんてほとんど気がつかないくらいで...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...そこでいつでも跳び上がっては相手が口授していることを聞き取ろうとし...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...五分間でもよいから口授を許してくれといって...
武者金吉 「地震なまず」
...口授して宮へのお返事を書かせた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...彼が息を引き取る少し前に口授した手紙である...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...熱海検事は小声で何事か古木書記に口授し初めた...
夢野久作 「暗黒公使」
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