...中には薄々(うすうす)感づいて沼南の口占(くちうら)を引いて見たものもあったが...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...召使たちの口占(くちうら)も...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...昨夜の召使たちの口占(くちうら)を調べている...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...私にはそういう茂十さんの口占(くちうら)から...
橘外男 「逗子物語」
...彼の口占(くちうら)から察すると...
谷崎潤一郎 「細雪」
...などと口占をひいてみたり...
豊島与志雄 「必要以上のもの」
...檜笠作りの六助の口占(くちうら)を引いて...
中里介山 「大菩薩峠」
...冗談(じょうだん)半分に皆(みんな)の前で一におっしゃったんだよ」「それを今だに謎(なぞ)だと思ってるんですか」「宗近の阿爺(おとっさん)の口占(くちうら)ではどうもそうらしいよ」「馬鹿らしい」藤尾は鋭どい一句を長火鉢の角(かど)に敲(たた)きつけた...
夏目漱石 「虞美人草」
...要するにこのかみさんも是非坑夫になれと云わぬばかりの口占(くちうら)で...
夏目漱石 「坑夫」
...この御女中の口占(くちうら)から...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そのとき勇次郎の口占(くちうら)を引いて...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...巧みに相手の口占(くちうら)から...
野村胡堂 「笑う悪魔」
......
正岡子規 「病牀六尺」
...枕上口占もとおのれがさえのつたなければぞ...
三好達治 「艸千里」
...「病中口占...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」其二と三とは「天保十二辛丑途上口占」と題してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...其題「途上口占」の下(しも)に「弘化四丁未」と註してある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...己酉元日口占...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
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