...小言でもいふ口付きのむツつりした口調で...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...大概(たいがい)を述ぶれば其全体(ぜんたい)は大なる算盤玉(そろばんだま)の如くにして横(よこ)に卷煙草(まきたばこ)のパイプを短(みぢか)くせし如き形の注(つ)ぎ出し口付きたり...
坪井正五郎 「コロボックル風俗考」
...土瓶から茶碗についだのを飲む彼女の口付きでは...
豊島与志雄 「失われた半身」
...鳶(とび)のような口付きをした色の黒い勢朝が...
正岡容 「圓朝花火」
...その口付きから直ぐに...
水野仙子 「脱殼」
...口笛を吹いてゐるやうなさびしい口付きで...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...口笛を吹いてゐるやうなさびしい口付きで...
宮沢賢治 「銀河鐵道の夜」
...口笛を吹いているようなさびしい口付きで...
宮沢賢治 「銀河鉄道の夜」
...そんな忠告をしてくれた連中の眼付きや口付きを思い出してみると...
夢野久作 「斜坑」
...外に出たのはその口付きと呼吸(いき)だけであった...
夢野久作 「暗黒公使」
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