...貴方とはこれから口を利かないつて言はれましたよ...
石川啄木 「道」
...おくびほども口を利かない...
泉鏡花 「怨霊借用」
...一言も口を利かない...
江戸川乱歩 「悪魔の紋章」
...どちらからも口を利かないから...
江見水蔭 「悪因縁の怨」
...」「それじや余計な口を利かないやうにして下さい...
薄田泣菫 「茶話」
...口を利かない友達に越したものはありません...
ラビンドラナート・タゴール Rabindranath Tagore 宮本百合子訳 「唖娘スバー」
...………だがそれにしてはお春があれきり口を利かないのが変なので...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...可成(なるべく)口を利かないことにしてゐるより外なかつた...
徳田秋聲 「或売笑婦の話」
...彼は出来るだけ口を利かないことにしてゐた...
徳田秋声 「花が咲く」
...娘は一言も口を利かない...
豊島与志雄 「「沈黙」の話」
...余計な減らず口を利かないで勉強しろと云って...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...用事の外(ほか)決して口を利かない女であった...
夏目漱石 「道草」
...これから道で逢つても口を利かないかも知れない...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...あたしに口を利かないなんて!』とパンドーラは言って...
ナサニエル・ホーソン Nathaniel Hawthorne 三宅幾三郎訳 「ワンダ・ブック――少年・少女のために――」
...妙に照子の気持が此方と離れてゐるやうに思はれて――それに照子は倦怠の余り白けてしまつたやうに少しも口を利かないのだつた...
牧野信一 「公園へ行く道」
...村人が来ても今夜はもう彼は口を利かないかも知れない...
牧野信一 「円卓子での話」
...おしまいまでちっとも口を利かないなんて変な人だこと……」と独り言を云っているうちに...
夢野久作 「オシャベリ姫」
...一言も口を利かないまま...
夢野久作 「巡査辞職」
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