...口やかましい女房はかなりの恩恵だとも考えられる...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...口やかましいその母が...
岩野泡鳴 「耽溺」
...そして人一倍に口やかましい団長が...
海野十三 「爆薬の花籠」
...唯一つの癖は戸の開閉(あけたて)がおそろしく口やかましい事で...
薄田泣菫 「茶話」
...あの船室(ケビン)にいる口やかましい奴どもにゃ一人だって帰って来て貰えたかねえ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...おまえほど口やかましい女は...
太宰治 「愛と美について」
...そうならそのように予(あらかじ)め親類の口やかましい方面へ相談をし...
谷崎潤一郎 「細雪」
...当時の最も口やかましい権威者たちのある者が...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...口やかましい私の母は...
徳永直 「あまり者」
...少佐の口やかましい声に茶化した調子で答えてる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...その口やかましい信仰深い母親は...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...口やかましい独逸(ドイツ)の学者がこれに対して抗議を申し込んだのに対して...
中谷宇吉郎 「雪の話」
...あんまり口やかましいので...
長谷川時雨 「お墓のすげかえ」
...叔母はすこし口やかましいけど...
久生十蘭 「キャラコさん」
...踏み台に立っている口やかましい小男に対面した...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「王冠の重み」
...朝から母と喧嘩(けんか)の絶えない口やかましい兄嫁...
山本周五郎 「さぶ」
...吝嗇で嘘つきで口やかましい女房...
山本周五郎 「泥棒と若殿」
...いったい何騎帰ってきたか」「あまりな惨敗ではないか」「丞相のご威光を汚(けが)すもの」「よろしくふたりの敗将を馘(くびき)って街門に曝(さら)すべしだ」などと都雀(みやこすずめ)は口やかましい...
吉川英治 「三国志」
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