...口やかましい女房はかなりの恩恵だとも考えられる...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「リップ・ヴァン・ウィンクル」
...唯一つの癖は戸の開閉(あけたて)がおそろしく口やかましい事で...
薄田泣菫 「茶話」
...あの船室(ケビン)にいる口やかましい奴どもにゃ一人だって帰って来て貰えたかねえ...
スティーブンソン Stevenson Robert Louis 佐々木直次郎訳 「宝島」
...おまえほど口やかましい女は...
太宰治 「愛と美について」
...彼は平生(ふだん)口やかましい女房の顔を見るのも苦しかったが...
田中貢太郎 「雁」
...全く彼女の身になったらば口やかましいこの老人の伽(とぎ)をするのも大概ではなかろう...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...口やかましい母の傍らに...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...少佐の口やかましい声に茶化した調子で答えてる...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...口やかましい独逸(ドイツ)の学者がこれに対して抗議を申し込んだのに対して...
中谷宇吉郎 「雪の話」
...口やかましい事と...
野村胡堂 「奇談クラブ〔戦後版〕」
...神経質な口やかましい女ということは...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...口やかましいと言つたところで申分なくよく出來た人だ」「すると...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...少し口やかましいけれど...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...叔母はすこし口やかましいけど...
久生十蘭 「キャラコさん」
...口やかましい姑(しゅうとめ)と...
平林初之輔 「誰が何故彼を殺したか」
...神経質で口やかましい主人がいなくなったので...
水上滝太郎 「九月一日」
...口やかましい人たちをはぐらかすために...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...いったい何騎帰ってきたか」「あまりな惨敗ではないか」「丞相のご威光を汚(けが)すもの」「よろしくふたりの敗将を馘(くびき)って街門に曝(さら)すべしだ」などと都雀(みやこすずめ)は口やかましい...
吉川英治 「三国志」
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