...彼は口が達者なのとは反対に...
芥川龍之介 「路上」
...なるほど非凡人主義の人達は口が達者で...
大隈重信 「福沢先生の処世主義と我輩の処世主義」
...大学出のほうが多い」「ボルみたいに口ばかり達者な奴を作らねえようにするんだな」口が達者なボル派のアナ批判は――たとえばプレカアノフの『無政府主義と社会主義』なんかを読んで貰えば...
高見順 「いやな感じ」
...とても口が達者で...
太宰治 「正義と微笑」
...口が達者で図々(ずうずう)しく...
太宰治 「花吹雪」
...フリードリヒよりも口が達者で...
アネッテ・フォン・ドロステ=ヒュルスホフ Annette von Droste=Hulshoff 番匠谷英一訳 「ユダヤ人のブナの木」
...なかなか口が達者です...
中里介山 「大菩薩峠」
...自然に口が達者になる訳ですかね...
夏目漱石 「草枕」
...おれには物置にある陣笠(じんがさ)をかぶれと云うかも知れない」「ホホホホ兄さんは随分口が達者ね」「達者なのは口だけか...
夏目漱石 「虞美人草」
...「貴方は近頃余っ程減らず口が達者におなりね」「何...
夏目漱石 「それから」
...やに口が達者なもので...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...こう思ったが向(むこ)うは文学士だけに口が達者だから...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...とうとうあんなに口が達者になっちまったのさ」津田は馬鹿らしいという風をした...
夏目漱石 「明暗」
...この野郎はあつしの倍も口が達者だから」八五郎は身をかはしました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...口が達者で灰汁(あく)ぬけがしてゐて...
正宗白鳥 「水不足」
...口が達者なほど心は決して軽薄でない...
吉川英治 「新書太閤記」
...相変らずその口が達者だのう」「オオさ...
吉川英治 「宮本武蔵」
...口が達者になってはいけませんでしたの?」と...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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