...口あたりはいいが...
海野十三 「大使館の始末機関」
...それから口あたりのいい洋酒の盃を重ねていった...
海野十三 「俘囚」
...タバコも酒も極上の口あたりで...
江戸川乱歩 「影男」
...その厚ぼったい口あたりに...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...口あたりのよい草の幾インチかと飲み水だけである...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...結局ライ麦粉とトウモロコシ粉とをまぜたのがいちばん便利で口あたりもよいのを発見した...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...私には大層口あたりが好かったので...
谷崎潤一郎 「鍵」
...海ぞいの村道に表を向けて立ちならぶ家々の裏口あたりから...
壺井栄 「赤いステッキ」
...池の水の落ち口あたりに自生してるのでした...
豊島与志雄 「崖下の池」
...南玉の表口あたりで「師匠――おおいっ――留守かい」と...
直木三十五 「南国太平記」
...口あたりよき雅言が...
中里介山 「大菩薩峠」
...向うの裏口あたりがチラリと見えます...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...洞の入口あたりが...
久生十蘭 「あなたも私も」
...「それとも酔醒めの口あたりにはアブサンが好いでせうかな...
牧野信一 「露路の友」
...廊下一つを隔てた講堂の口あたりから人声が聞えた...
森鴎外 「大塩平八郎」
...サラッとした口あたりが殊によい...
矢田津世子 「茶粥の記」
...飲んでみると口あたりがいい...
吉川英治 「河豚」
...やがて学文路(かむろ)の宿の入口あたりで...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索