...三番叟(さんばそう)...
淡島寒月 「凧の話」
...」と雪叟が礼を返して...
泉鏡花 「歌行燈」
...はた雪叟が自得の秘曲に...
泉鏡花 「歌行燈」
...私は自分の狂言がうまく当ったのに北叟笑(ほくそえ)んで...
大倉※[#「火+華」、第3水準1-87-62]子 「鉄の処女」
...そっと北叟笑(ほくそえ)んだ...
太宰治 「走れメロス」
...北叟笑(ほくそえ)んだが...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...怪しい者は叟を攫(つか)んでいこうとした...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「汪士秀」
...神の養ふ尊榮の叟(おぢ)よ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...あのしゃらくな閑叟侯(かんそうこう)ならこのくらいのことはなさりかねない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...思わず北叟笑(ほくそえ)んだ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...「私も連れて帰ってくれますね」年寄った前座の柳叟までが...
正岡容 「寄席」
...此筆記とするもの享保年間屡渡海する一老漁叟に聞しなるもののよしなり...
松浦武四郎 「他計甚※[#「麾」の「毛」に代えて「公の右上の欠けたもの」、第4水準2-94-57](竹島)雜誌」
...耄(ぼれ)叟(おやじ)や婦女子ばかりで何だか分らず...
南方熊楠 「十二支考」
...新楽閑叟(しんがくかんそう)...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...崇福寺の梅叟和尚(ばいそうおしょう)がかねて松原郡太夫一味であったということに...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...……なぞと独りで北叟笑(ほくそえ)みながら...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...三番叟(さんばそう)という舞の中に限って使うに過ぎない...
夢野久作 「能とは何か」
...四十歳をこえるともう自ら叟(そう)といったり翁と自称したりしている例はたくさんにある...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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