...三番叟(さんばそう)...
淡島寒月 「凧の話」
...之れに比較すれば「三番叟」は比較的によく古來の形式を守つて來てゐるらしい...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...彼等の演出した曲目は「夷舞はし」と「三番叟」とが主體で...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...そっと北叟笑(ほくそえ)んだ...
太宰治 「走れメロス」
...……しかも尽きぬ興趣に燃えてまた恍惚(うっとり)と閉ずるその瞳! まったくそれは豊猟に北叟笑(ほくそえ)む猟師の眼...
橘外男 「ウニデス潮流の彼方」
...怪しい者は叟を攫(つか)んでいこうとした...
蒲松齢 田中貢太郎訳 「汪士秀」
...』音聲高きメネラオス即ち答へて彼に曰ふ、『あゝプォイニクス、老齡の尊き叟よ、願はくは 560神アテーネー力貸し飛刄の猛威防がんを!パトロクロスの落命をわれ懇ろに悲しめば、彼の屍體を守(も)り禦ぐ願はあつし、然れども、プリアミデース・ヘクトール猛威さながら火の如し、ヂュウス譽を與ふれば彼の殺傷果知れず...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...メーリオネース第四次に、馬を驅り來て黄金の兩タランタの賞を受く、後に殘れる第五賞、 615二重の盃(はい)をアキリュウス、アカイア族の集團の前に携へ、ネスト,ルに與へて彼に陳じ曰ふ、『叟(おぢ)よ、いざ此品受けよ、パトロクロスの埋葬の記念に之を蓄へよ、アカイア陣中また彼を見ること無けむ、我れ君にかくして賞の品捧ぐ、 620君は再び拳鬪に又は角力(すまう)に爭はじ、また投槍に加はらじ*競けの走も爲さゞらむ、辛き老齡痛むべく君の肢體を弱らしむ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...』使アルゲープォンテース其時答へて彼に曰ふ、『叟(おぢ)よ、年齡若き身を君は試む、われ聽かず、アキルリュウスに知られずに物を受けよと君は曰ふ、彼畏るべしわが心彼を奪ふを敢てせず、 435しかせば後日災難の身にかかることありぬべし...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...XXIII21 及び 183.『叟(おぢ)よ...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
......
波立一 「檻の中」
...あのしゃらくな閑叟侯(かんそうこう)ならこのくらいのことはなさりかねない...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...……閑叟侯が手に品をかえてせっせとお遣物(つかわしもの)をおくって...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...崇福寺の梅叟和尚(ばいそうおしょう)がかねて松原郡太夫一味であったということに...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...御能組(第一日)◇翁 (シテ)梅津利彦 (三番叟)高原神留 (千歳)生熊生 (大鼓)高畠元永 (小鼓頭取)栗原伊平 (脇鼓)本松卯七郎...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...幸村自身は傳心月叟と世捨人めかして...
吉川英治 「折々の記」
...「愚叟(ぐそう)は山野の閑人(かんじん)に過ぎん...
吉川英治 「三国志」
...月叟(げっそう)様の前にひきすえて...
吉川英治 「宮本武蔵」
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