...背広を着て銀座の喫茶店へなぞも入るらしい子供がいつの間にか父に叛逆的(はんぎゃくてき)な態度を示すのに神経を痛めている折なので彼はむきになった...
徳田秋声 「仮装人物」
...生きるために謀叛しなければならぬ...
徳冨蘆花 「謀叛論(草稿)」
...ほんとに謀叛する気であって御覧(ごろう)じろ...
中里介山 「大菩薩峠」
...これもまた相当の謀叛気があって...
中里介山 「大菩薩峠」
...それがこの際の謀叛気をそそのかしたものです...
中里介山 「大菩薩峠」
...道庵のせっかくの謀叛に...
中里介山 「大菩薩峠」
...もう初期時代からしばしば宗家に対して謀叛(むほん)が伝えられているし...
中里介山 「大菩薩峠」
...安東家の差圖によつて屡叛亂を企て...
原勝郎 「日本史上の奧州」
...阿部一族は上(かみ)に叛(そむ)いて籠城めいたことをしているから...
森鴎外 「阿部一族」
...忠之が叛逆(はんぎやく)の企をしてゐると云ふ訴であつた...
森鴎外 「栗山大膳」
...右衞門佐が叛逆を企てるなら...
森鴎外 「栗山大膳」
...「何よりもまず謀叛を恐れるような色を少しも見せないこと...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...天下をみだす叛逆の賊である...
吉川英治 「三国志」
...蛮土はふたたび叛(そむ)くまい」孔明は左右にいった...
吉川英治 「三国志」
...中国で叛旗(はんき)をあげているのに――それらの者と一つ穴のむじなにひとしい官兵衛孝高(よしたか)を...
吉川英治 「新書太閤記」
...大きくいえば治安を乱す謀叛人(むほんにん)のひとり...
吉川英治 「宮本武蔵」
...謀叛の事実の真偽を確めようとは...
和辻哲郎 「鎖国」
...十五日前は国主は謀叛の嫌疑のある大身十三人の家を焼きその一族を滅したとのことであった...
和辻哲郎 「鎖国」
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