...(以下第六回アースキンの受持ち)その無実の罪をとくために...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...受持ちの教師から指名されていた...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...此所な女中も矢張り受持ちがあつて...
田中貢太郎 「牡蠣船」
...私の仕事の受持ちは...
谷譲次 「踊る地平線」
...あとで姉にきけばそれは姉のはうの受持ちの先生で...
中勘助 「銀の匙」
...今度の組の受持ちは溝口先生といふ髭のある人だつた...
中勘助 「銀の匙」
...受持ちの先生のやさしいことなぞ数へあげ小さな智嚢をしぼつておちやんをおなじ学校へひきつけようとした...
中勘助 「銀の匙」
...私はかなり重い麻疹(はしか)にかかつて幾日か学校を休んだのちやつとのことで出席したら意外にも受持ちの先生がかはつてゐた...
中勘助 「銀の匙」
...眸(ひとみ)を豆の受持ち手の方へ動かした...
夏目漱石 「虞美人草」
...君の受持ちは……と人が起き上がるや否や談判を開かれたので大いに狼狽(ろうばい)した...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...「こいつは誰の品だか店中の者に訊いてくれ」それは菊松が受持ちました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...やっぱり君の受持ちだったね」「ええ...
橋本五郎 「殺人迷路」
...八時すぎに僕の受持ち終ったのであとは堀井に任せて...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...結局一の戦線ものも菊田が受持ち...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...遭難と同時に船長が絶対の権威をもって役に立ちそうな男の船客に各受持ちを定めて命令を発したのだが...
牧逸馬 「運命のSOS」
...その受持ちとなっている聖餐を助司していた...
牧逸馬 「双面獣」
...受持ち受持ちの事務を形式的に報告する...
森鴎外 「寒山拾得」
...中学にいた時の僕の受持ちの鴨打(かまち)先生も会いに来て下さいました...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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