...彼奴がその前半を受持ち...
江戸川乱歩 「恐ろしき錯誤」
...受持ちの仕事は会計の帳簿の一部分で...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...まるで爺さん一人の受持ちみてえにして頼んでゐたもんでねえか...
相馬泰三 「野の哄笑」
...受持ちの組では生徒がガヤガヤと騒いでいた...
田山花袋 「田舎教師」
...私は受持ちの女中が寂しがるのを察して本館に近い別館の一室に移つた...
近松秋江 「箱根の山々」
...受持ちの警察署を巡回し...
戸坂潤 「社会時評」
...受持ちの仕事をするのでも...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...眸(ひとみ)を豆の受持ち手の方へ動かした...
夏目漱石 「虞美人草」
...君の受持ちは……と人が起き上がるや否や談判を開かれたので大いに狼狽(ろうばい)した...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...「こいつは誰の品だか店中の者に訊いてくれ」それは菊松が受持ちました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...受持ちの先生は一人でも...
羽仁もと子 「親子の愛の完成」
...受持ちの教師が森要人と云うかなりな年配の人で...
林芙美子 「私の先生」
...八時すぎに僕の受持ち終ったのであとは堀井に任せて...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...結局一の戦線ものも菊田が受持ち...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...受持ち受持ちの事務を形式的に報告する...
森鴎外 「寒山拾得」
...受持ちを外されると躯(からだ)があいてしまう...
山本周五郎 「さぶ」
...一日に五(ご)ヶ村(そん)を受持ち...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
...なんで異存があるものか」「おめえの受持ちは相良金吾...
吉川英治 「江戸三国志」
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