...そこに僕の好きな受持ちの先生の部屋(へや)があるのです...
有島武郎 「一房の葡萄」
...受持ちの仕事は会計の帳簿の一部分で...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...第五回はヴァン・ダインの受持ちだが...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...(以下第六回アースキンの受持ち)その無実の罪をとくために...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...こんな興行物的の方は友達の方が受持ちでやったのでありました...
高村光雲 「佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし」
...此所な女中も矢張り受持ちがあつて...
田中貢太郎 「牡蠣船」
...二十歳(はたち)ぐらいの受持ちの婢が膳(ぜん)を持って来ていた...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...おれの受持ちの執筆者だ...
豊島与志雄 「失われた半身」
...眸(ひとみ)を豆の受持ち手の方へ動かした...
夏目漱石 「虞美人草」
...君の受持ちは……と人が起き上がるや否や談判を開かれたので大いに狼狽(ろうばい)した...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...三人は鳴物を受持ち...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「こいつは誰の品だか店中の者に訊いてくれ」それは菊松が受持ちました...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...毎日一人か二人ずつ受持ちの教師に呼ばれて色々なことをたずねられるのであったが...
林芙美子 「私の先生」
...これは日劇を主として受持ち...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...受持ちの患者を見なければなりません...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...その受持ちとなっている聖餐を助司していた...
牧逸馬 「双面獣」
...受持ち受持ちの事務を形式的に報告する...
森鴎外 「寒山拾得」
...一日に五(ご)ヶ村(そん)を受持ち...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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