...花園の側に行くとその受持ちをしているファニーが花の中からついと出てきて私たちをさしまねいた...   
有島武郎  「フランセスの顔」 
...彼奴がその前半を受持ち...   
江戸川乱歩  「恐ろしき錯誤」 
...受持ちの仕事は会計の帳簿の一部分で...   
江戸川乱歩  「孤島の鬼」 
...こんな興行物的の方は友達の方が受持ちでやったのでありました...   
高村光雲  「佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし」 
...受持ちの教師から指名されていた...   
橘外男  「陰獣トリステサ」 
...典型的な素質だと思っています」これが受持ち教師の観察であった...   
橘外男  「グリュックスブルグ王室異聞」 
...俺(おれ)の受持ちじゃないと言って教えてくれないかも知れない...   
豊島与志雄  「コーカサスの禿鷹」 
...受持ちを聞いてみると別段むずかしい事もなさそうだから承知した...   
夏目漱石  「坊っちゃん」 
...三人は鳴物を受持ち...   
野村胡堂  「銭形平次捕物控」 
...「こいつは誰の品だか店中の者に訊いてくれ」それは菊松が受持ちました...   
野村胡堂  「銭形平次捕物控」 
...毎日一人か二人ずつ受持ちの教師に呼ばれて色々なことをたずねられるのであったが...   
林芙美子  「私の先生」 
...受持ちの図画の市河と云う教師に呼ばれて...   
林芙美子  「私の先生」 
...シャルルは首斬人の役を受持ち...   
久生十蘭  「海難記」 
...これは日劇を主として受持ち...   
古川緑波  「古川ロッパ昭和日記」 
...受持ちの患者を見なければなりません...   
牧逸馬  「アリゾナの女虎」 
...その受持ちとなっている聖餐を助司していた...   
牧逸馬  「双面獣」 
...「わからねばいいが……」受持ちの先生と...   
槇本楠郎  「黒んぼ会」 
...その事を貴方がお気付きにならないように貴方をここへ引き止める役目を妾が受持ちまして...   
夢野久作  「暗黒公使」 
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