...そこに僕の好きな受持ちの先生の部屋(へや)があるのです...
有島武郎 「一房の葡萄」
...(以下第六回アースキンの受持ち)その無実の罪をとくために...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...それを質(ただ)すべく受持ちの教師の姿をここかしこと...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...二十歳(はたち)ぐらいの受持ちの婢が膳(ぜん)を持って来ていた...
田中貢太郎 「水郷異聞」
...受持ちの仕事をするのでも...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...俺(おれ)の受持ちじゃないと言って教えてくれないかも知れない...
豊島与志雄 「コーカサスの禿鷹」
...受持ちの先生のやさしいことなぞ数へあげ小さな智嚢をしぼつておちやんをおなじ学校へひきつけようとした...
中勘助 「銀の匙」
...君の受持ちは……と人が起き上がるや否や談判を開かれたので大いに狼狽(ろうばい)した...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...今日も同じように受持ちの番になった...
橋本五郎 「殺人迷路」
...受持ちの教師が森要人と云うかなりな年配の人で...
林芙美子 「私の先生」
...毎日一人か二人ずつ受持ちの教師に呼ばれて色々なことをたずねられるのであったが...
林芙美子 「私の先生」
...受持ちの図画の市河と云う教師に呼ばれて...
林芙美子 「私の先生」
...結局一の戦線ものも菊田が受持ち...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...受持ちの患者を見なければなりません...
牧逸馬 「アリゾナの女虎」
...その受持ちとなっている聖餐を助司していた...
牧逸馬 「双面獣」
...受持ちを外されると躯(からだ)があいてしまう...
山本周五郎 「さぶ」
...その事を貴方がお気付きにならないように貴方をここへ引き止める役目を妾が受持ちまして...
夢野久作 「暗黒公使」
...中学にいた時の僕の受持ちの鴨打(かまち)先生も会いに来て下さいました...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
便利!手書き漢字入力検索