...第五回はヴァン・ダインの受持ちだが...   
江戸川乱歩  「探偵小説の「謎」」 
...典型的な素質だと思っています」これが受持ち教師の観察であった...   
橘外男  「グリュックスブルグ王室異聞」 
...此所な女中も矢張り受持ちがあつて...   
田中貢太郎  「牡蠣船」 
...ここの婢もやはり受持ちがあって...   
田中貢太郎  「牡蠣船」 
...私の仕事の受持ちは...   
谷譲次  「踊る地平線」 
...日本画の方の受持ち筒井春江(つついしゅんこう)先生やのんで...   
谷崎潤一郎  「卍(まんじ)」 
...俺(おれ)の受持ちじゃないと言って教えてくれないかも知れない...   
豊島与志雄  「コーカサスの禿鷹」 
...受持ちの先生のやさしいことなぞ数へあげ小さな智嚢をしぼつておちやんをおなじ学校へひきつけようとした...   
中勘助  「銀の匙」 
...私はかなり重い麻疹(はしか)にかかつて幾日か学校を休んだのちやつとのことで出席したら意外にも受持ちの先生がかはつてゐた...   
中勘助  「銀の匙」 
...受持ちを聞いてみると別段むずかしい事もなさそうだから承知した...   
夏目漱石  「坊っちゃん」 
...「こいつは誰の品だか店中の者に訊いてくれ」それは菊松が受持ちました...   
野村胡堂  「錢形平次捕物控」 
...毎日一人か二人ずつ受持ちの教師に呼ばれて色々なことをたずねられるのであったが...   
林芙美子  「私の先生」 
...受持ちの図画の市河と云う教師に呼ばれて...   
林芙美子  「私の先生」 
...若しその附け届けを吝(おし)めば受持ち客の通し物をしても仲々拵えないで困らせる始末...   
細井和喜蔵  「女給」 
...受持ち受持ちの事務を形式的に報告する...   
森鴎外  「寒山拾得」 
...受持ちを外されると躯(からだ)があいてしまう...   
山本周五郎  「さぶ」 
...その事を貴方がお気付きにならないように貴方をここへ引き止める役目を妾が受持ちまして...   
夢野久作  「暗黒公使」 
...一日に五(ご)ヶ村(そん)を受持ち...   
與謝野晶子  「晶子詩篇全集」 
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