...しかしそのお受持(うけもち)がそれぞれ異(ちが)うのでございます...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...つい式のはじまる先に立つて彼女は受持教師から在校生の代表者として新入の生徒たちに挨拶すべく命令されてゐたので困りきつてゐた...
伊藤野枝 「惑ひ」
...たがいの受持をきめると...
海野十三 「太平洋魔城」
...すつかり受持教師の百面相で埋めてゐたほどの人でした...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...久米桂一郎先生が解剖学を受持たれた...
高村光太郎 「美術学校時代」
...受持の沢田先生が...
太宰治 「千代女」
...受持の先生には特殊な扱いをされて重苦しく...
太宰治 「千代女」
...印刷所の受持場所へ帰り...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「ビリィ・ボーンズの箱の中の品目作製を受持とう」と言出した...
中島敦 「光と風と夢」
...その看護婦が受持の室(へや)の茶器を洗いに来て...
夏目漱石 「変な音」
...受持ちを聞いてみると別段むずかしい事もなさそうだから承知した...
夏目漱石 「坊っちゃん」
...湿布は清と小六とで受持った...
夏目漱石 「門」
...勝手口から裏木戸は私の受持で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人の好さそうな受持の先生が来て...
堀辰雄 「幼年時代」
...子供を荷物のように造作なく上り口に運びそこに立っている受持教師にそっぽを向いて話しかけた...
本庄陸男 「白い壁」
...遭難と同時に船長が絶対の権威をもって役に立ちそうな男の船客に各受持ちを定めて命令を発したのだが...
牧逸馬 「運命のSOS」
...受持監督教師が一度宛家庭訪問に来るのであつた...
牧野信一 「貧しき日録」
...僅かな講座を受持っておられました位のことでしたので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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