...俺達(わしたち)が受持(うけも)っている以上(いじょう)...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...米国兵の営倉も受持っている...
石川欣一 「比島投降記」
...『一学年は並木さんの受持だが...
石川啄木 「足跡」
...その代り高等科(校長の受持)の綴方と歴史地理に出ます...
石川啄木 「足跡」
...三面の受持は野口君と予と...
石川啄木 「悲しき思出」
...そうでなければ当時私の受持って居った『国民新聞』の俳句欄に載せたりなどしてその結果『春夏秋冬』の中(うち)に収めたものが多いように記憶している...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...私の仕事の受持ちは...
谷譲次 「踊る地平線」
...「あなたのお受持ちはなんでしたつけね...
オイゲン・チリコフ Evgenii Nikolaevich Chirikov 森林太郎訳 「板ばさみ」
...受持の時間に竹村君が教場へはいるときに首席にいる生徒が「気を付け」「礼」と号令をすると生徒一同起立して恭(うやうや)しくお辞儀をする...
寺田寅彦 「まじょりか皿」
...自分の受持方面の井戸の在所(ありか)を捜して歩かなければならない...
寺田寅彦 「流言蜚語」
...それでぼくが六号活字を受持っている時には...
夏目漱石 「三四郎」
...結局一の戦線ものも菊田が受持ち...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...)譬えば下手な俳優があるきっかけで舞台に出て受持(うけもち)だけの白(せりふ)を饒舌(しゃべ)り...
ホフマンスタアル Hugo von Hofmannsthal 森鴎外訳 「痴人と死と」
...彼を受持つてゐるすこし頭の惡い天使がときどき調子はづれのギタルを彈きだすのにちがひない...
堀辰雄 「ルウベンスの僞畫」
...受持の先生は手紙をわたして戻って来た先生に何心なく...
宮本百合子 「「うどんくい」」
...櫛田(くしだ)神社の神事能を受持っていた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...僅かな講座を受持っておられました位のことでしたので...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...自分の受持区域でありながら...
夢野久作 「老巡査」
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