...受持教員はそれを読んで仰天(ぎょうてん)した...
有島武郎 「星座」
...倫理と英文学受持…の学士...
泉鏡花 「婦系図」
...僕、受持は、水の公園と、あの並び一町ほどの民家(みんか)なんです」「民家!」長造はニヤニヤ笑い出した...
海野十三 「空襲葬送曲」
...正午出は十時までの受持とし...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...久米桂一郎先生が解剖学を受持たれた...
高村光太郎 「美術学校時代」
...御面倒だが救恤品の配給の方を受持ってくれたまえ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...其の頃私は○○商会の翻訳を受持っていたが...
豊島与志雄 「微笑」
...受持の範囲をきめて名をつけるだけの事であります...
夏目漱石 「創作家の態度」
...私の前に誰か英語を受持っておって...
夏目漱石 「模倣と独立」
...あつしは橋の上を受持つてをります...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...自分の階下の受持(うけも)ちへと急いで去つた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...この頃では工場の助手は殆んど八重ひとりの受持であつた...
牧野信一 「南風譜」
...今度は相談会を受持つだけの他には苦しい出資の要がなくて...
牧野信一 「円卓子での話」
...受持の先生に竜野の町から教えに来ておられた多田という人があった...
三木清 「読書遍歴」
...貴公の母の夫だつた男爵が旅行中の一夜母が受持僧を引入て會ひ居る處へ夫が不意に還つて戸を敲いたので窓を開いて迯げさせた...
南方熊楠 「人柱の話」
...受持ちを外されると躯(からだ)があいてしまう...
山本周五郎 「さぶ」
...櫛田(くしだ)神社の神事能を受持っていた...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...その事を貴方がお気付きにならないように貴方をここへ引き止める役目を妾が受持ちまして...
夢野久作 「暗黒公使」
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