...受持教師である彼女の処に集まつたやうであります...
伊藤野枝 「背負ひ切れぬ重荷」
...受持区域の交番からオマワリさんが調べに来る...
海野十三 「十年後のラジオ界」
...そうでなければ当時私の受持って居った『国民新聞』の俳句欄に載せたりなどしてその結果『春夏秋冬』の中(うち)に収めたものが多いように記憶している...
高浜虚子 「漱石氏と私」
...ぼくの受持教師は鎌倉大仏殿の坊主でした...
太宰治 「虚構の春」
...折りから巡回中の管区受持警官ペードロ・デユゴ氏は直ちに呼子を吹いて...
橘外男 「陰獣トリステサ」
...私(わたし)どもが小学四年生のときの受持は...
土田耕平 「騎士屋」
...蓑田先生は主に作文や会話やの実用英語を受持つて居たが...
寺田寅彦 「蓑田先生」
...無上甚深微妙法 百千萬劫難遭遇我今見聞得受持 願解如来第一義それから声が高くなって...
豊島与志雄 「霊感」
...ろくすっぽ受持の仕事はしないで...
トルストイ Tolstoi 菊池寛訳 「イワンの馬鹿」
...受持ちの先生のやさしいことなぞ数へあげ小さな智嚢をしぼつておちやんをおなじ学校へひきつけようとした...
中勘助 「銀の匙」
...この事件で受持たれたお嬢様の役割は実に素晴らしいものです...
野村胡堂 「女記者の役割」
...受持ちの教師が森要人と云うかなりな年配の人で...
林芙美子 「私の先生」
...主婦が受持(うけもち)のスープ鉢の前に坐り...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...二人の娘の方を受持っている女の家庭教師も住んでいた...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...いつも白い看護服をきた僕の受持の天使を助手にした...
堀辰雄 「死の素描」
...たしかに君の受持だね...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...親父(おやじ)が行くならというので艫櫓(ともろ)を受持ってくれたから吾輩...
夢野久作 「爆弾太平記」
...リュボーフィ・オニーシモヴナが正気に返った小屋を受持っていた縞服の婆さんは...
レスコーフ Nikolai Semyonovich Leskov 神西清訳 「かもじの美術家」
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