...悉(ことごと)く竜神(りゅうじん)の受持(うけもち)であると思(おも)えばよいであろう...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...今迄健の受持の二年級であつたが...
石川啄木 「足跡」
...それ/″\村内(むらうち)に受持を定めて...
石川啄木 「鳥影」
...北部の山村を受持つ北郷の事務所から栗原喜蔵の息子の彦三郎が使いにきて...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...受持の先生には特殊な扱いをされて重苦しく...
太宰治 「千代女」
...もし」謙作と洋服の男のテーブルを受持っていた女給(じょきゅう)は...
田中貢太郎 「港の妖婦」
...夜学の受持時間の方をもっと殖やして四百円以上の月収にすることは容易だと云っているから...
谷崎潤一郎 「細雪」
...船舶工学等の講座を受持っていた...
寺田寅彦 「工学博士末広恭二君」
...強い方が前方を受持つ...
豊島与志雄 「傷痕の背景」
...ただ嬉しいことにはそのときの受持ちの中沢先生は大好きないい人で...
中勘助 「銀の匙」
...白い胸掛をかけた受持の男が...
夏目漱石 「門」
...結局一の戦線ものも菊田が受持ち...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...これは日劇を主として受持ち...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その時を違へずキチンとそれ/″\の受持に就いた...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...彼は自分の受持の天使の頭の悪さにはいつも閉口していた...
堀辰雄 「ルウベンスの偽画」
...その受持ちとなっている聖餐を助司していた...
牧逸馬 「双面獣」
...苦しい勤めを受持ってもらいたいのだ」達弥は両手を膝に戻した...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...同じような役を受持ってもらわなければならぬと思う...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
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