...彼は受動性が強い...
...受動性を排除し主体的に考えよう...
...受動性に陥らず、自分の運命を切り開こう...
...受動性に陥ると問題解決が遅れる...
...受動性から脱却することで成長できる...
...能動的な把握であっても或る受動性(消極性)は有つ...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...と云うのは一方に於てリベラーレンの受動性と限界性とを有つと共に...
戸坂潤 「最近日本の科学論」
...そういう頭脳の集中からは一種の受動性が生ずるもので...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...この理性の受動性である感覚にそれが関係しはじめると...
中井正一 「言語は生きている」
...能動性と受動性とは自然的生における主體の二重的性格をなす...
波多野精一 「時と永遠」
...即ち経験は受動性であると同時に能動性である...
三木清 「哲学入門」
...習慣は受動性であると同時に自発性である...
三木清 「哲学入門」
...その受動性と能動性に相応している...
三木清 「哲学入門」
...やがて口笛を吹いてゆくような新らしげな受動性...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...この小説の書かれた時代でさえも、まだ個人の感情や個人生活の利害が、階級の感情や利害と一応きりはなされ、ある種の活動家にとっては別個なもののように考えられ得る時代であったこと、また、プロレタリアの世界観は、現実の問題として、階級対立の社会にあっては支配階級のイデオロギーの侵害を多く受けているものであり、特に日本のように封建性の重いきずなが男女を圧しているところでは、女の性的受動性、男に対する自主的な選択権が隷属的に考えられる習俗をもっているのであるから、新しい社会の建設者たちの努力は、運動内部においても絶えずさまざまの形で作用する、そういう過去の残滓との闘いの面にも払われなければならないものである...
宮本百合子 「新しい一夫一婦」
...女に求める女らしさに生活の受動性が強調された...
宮本百合子 「新しい船出」
...生まされた子を育てるという悲しむべき受動性も勘定に入れられなければならないだろう...
宮本百合子 「「或る女」についてのノート」
...散文精神が今日の文学の受動性の枠づけとならぬよう...
宮本百合子 「現実と文学」
...典型的な時代における典型的人物を描いたリアリストであるというような手紙をドイツからイギリスの或る女作家に書いた人の手紙が出たからと云って急に瑣末描写と受動性のお守りにつかおうとするようなのがいやで...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...)そのことにあらわれている受動性や曖昧さは十分認めて居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...この半歳における自身の受動性について考えられて来た...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...そこでは受動性の肯定で云われて居ります...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...指導者が大衆の無知、怠惰性、受動性、非合理性を利用して、自分の野心をとげるという点では、両者の利害は対立するが、しかし大衆が行動性を持ち得るのは指導者によってであって、指導者は大衆の要望にも合するのである...
矢部貞治 「政治学入門」
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