...氏の顔から受ける印象から云つても決してすれつからした悪人じみた処はないやうです...
伊藤野枝 「妾の会つた男の人々(野依秀一、中村弧月印象録)」
...それから受ける印象は混乱を極めると共に甚だ茫漠たるものであろう...
津田左右吉 「偶言」
...例えばここに饒舌(じょうぜつ)な空談者と訥弁(とつべん)な思索者とを並べた時に後者から受ける印象が多少これに類しているかもしれない...
寺田寅彦 「津田青楓君の画と南画の芸術的価値」
...お座敷も殊勝に敏捷(びんしょう)にしていたので倉持にもそこいらの芸者から受ける印象とは一風ちがった純朴(じゅんぼく)なものがあった...
徳田秋声 「縮図」
...わたしの受ける印象はますます変転し...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...それは生きている枝の微妙な形から受ける印象であろう...
中谷宇吉郎 「北国の春」
...一般の西洋人が降魔図から受ける印象と...
中谷宇吉郎 「八戒に遭った話」
...それから前に申した例は単に分りやすいために視覚から受ける印象のみについて説明したものでありますから...
夏目漱石 「創作家の態度」
......
仁科芳雄 「NIELS BOHR」
...字面から受ける印象が...
萩原朔太郎 「名前の話」
...泰文という人間から受ける印象は底知れない薄気味悪いもので...
久生十蘭 「無月物語」
...久保田先生の作品から受ける印象でいつもそういう風に考えていた...
古川緑波 「食べたり君よ」
...人間はその受ける印象の産物であるから...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...あらゆるものから受ける印象が物哀れであったある日の昼ごろに...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...受ける印象を鮮かに胸に残すでありましょう...
柳宗悦 「手仕事の日本」
...だが見る側からすると時代を遠く越えるのでかえって受ける印象は新しい...
柳宗悦 「苗代川の黒物」
...我々がこの二章を読んで受ける印象は...
和辻哲郎 「孔子」
...われわれの受ける印象は依然として観音である...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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