...――東京に帰りし後(のち)は小沢碧童(をざはへきどう)氏の鉗鎚(けんつゐ)を受くること一方(ひとかた)ならず...
芥川龍之介 「わが俳諧修業」
...指導霊とその指導を受くる人間との...
W・S・モーゼス William Stainton Moses 浅野和三郎訳 「霊訓」
...預(あらかじ)め法皇の手より膏油の禮を受くと聞けり...
ハンス・クリスチアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 森鴎外訳 「即興詩人」
...領主が受くる恨みの的と...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...しかして我の汝を愛するに依(より)て汝より受くる喜悦(よろこび)と感謝とを以て汝の快楽とせよ...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...今日キリスト者の中に再臨復活等の信仰を喜び受くる者多きは...
内村鑑三 「ヨブ記講演」
...その中のいてもいなくても好い役人の受くべき待遇ではない...
ダウィット Jacob Julius David 森鴎外訳 「世界漫遊」
...「わしどもの一門がその偉大さを維持して来たやり方から見て当然受くべき礼儀じゃよ...
チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 「二都物語」
...その報として眞に受くべき光榮を世界から受けた人なら一層ありがたい...
土井晩翠 「野口英世博士の生家を訪ひて」
...當時實に世界の公試驗を受くるの位地に在りたりと謂ふべし...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...ワザ/\ソンな大困難を引受くる爲めに...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...君より受くる一輪の花のうちにこそ...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...今もなお不明なる僕の受くる恩はなはだ事が私事にわたるようで...
新渡戸稲造 「自警録」
...それを贈(おくる)心(こゝろ)はと父親も主もばあやも顏見合すれば兼(かね)は堪かねて涙はら/\こぼしつゝ外にも一品花嫁(はなよめ)には幸に見られねど盃受く靜夫はわな/\と...
長谷川時雨 「うづみ火」
...国辱(こくじょく)を受くる等の事ある上は...
福田英子 「妾の半生涯」
...かえって琉語から訂正を受くべき点が多々あるでしょう...
柳宗悦 「民藝四十年」
...――怒って振り上げたあの鉄拳を横顔に受くるまでも...
吉川英治 「宮本武蔵」
...何人の搾取をも束縛をも受くることなく...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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