例文・使い方一覧でみる「受」の意味

...畢竟その幸福を享受する者は誰ぞ... 畢竟その幸福を享受する者は誰ぞの読み方
阿部次郎「三太郎の日記　第三」

...自分の志を受継いで... 自分の志を受継いでの読み方
江見水蔭「怪異黒姫おろし」

...以後よろしくお願いいたします」讓の帽子を受け執（と）った婢が櫛形（くしがた）の盆に小さな二つのコップと... 以後よろしくお願いいたします」讓の帽子を受け執った婢が櫛形の盆に小さな二つのコップとの読み方
田中貢太郎「蟇の血」

...旅僧はその餅を受けて首にかけた麻のずだ袋に収め... 旅僧はその餅を受けて首にかけた麻のずだ袋に収めの読み方
田中貢太郎「妖怪記」

...兵庫県庁の刑事と云ふものゝ来訪を受けたことがあつた... 兵庫県庁の刑事と云ふものゝ来訪を受けたことがあつたの読み方
谷崎潤一郎「「細雪」回顧」

...ここで待ち受けることに決めたんだよ... ここで待ち受けることに決めたんだよの読み方
ドストエーフスキイ中山省三郎訳「カラマゾフの兄弟」

...」彼女は猪口を受けた... 」彼女は猪口を受けたの読み方
豊島与志雄「女心の強ければ」

...それから来る陰欝な影を受けない日向へ... それから来る陰欝な影を受けない日向への読み方
豊島与志雄「文学の曇天」

...当時余輩は早稲田鶴巻町の瑞穂館という下宿屋（これは小生が買い受けて普請をして親戚に貸して置いたもの）の隅っこにいたのであるが... 当時余輩は早稲田鶴巻町の瑞穂館という下宿屋の隅っこにいたのであるがの読み方
中里介山「生前身後の事」

...まとまったものの一部分をひいたとは受け取れない... まとまったものの一部分をひいたとは受け取れないの読み方
夏目漱石「三四郎」

...アイヂアリズムが論議の援助を受けて... アイヂアリズムが論議の援助を受けての読み方
夏目漱石「点頭録」

...そいつは私（わたし）の失念だ」田口は再び手紙を受け取って... そいつは私の失念だ」田口は再び手紙を受け取っての読み方
夏目漱石「彼岸過迄」

...相談を受けてその金策をしたことがあり... 相談を受けてその金策をしたことがありの読み方
原勝郎「東山時代における一縉紳の生活」

...朝日を受けた富士が波に載った構図で見えていた... 朝日を受けた富士が波に載った構図で見えていたの読み方
久生十蘭「ノア」

...「ガラマサ」など、てんで受けず... 「ガラマサ」など、てんで受けずの読み方
古川緑波「古川ロッパ昭和日記」

...どんなにすれば世間の非難も受けず... どんなにすれば世間の非難も受けずの読み方
紫式部與謝野晶子訳「源氏物語」

...受苦聖母の祈願像あり... 受苦聖母の祈願像ありの読み方
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳「ファウスト」

...爺（じじ）から笛を受け取るととうとう耳まで聾（つんぼ）になって... 爺から笛を受け取るととうとう耳まで聾になっての読み方
夢野久作「白髪小僧」

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