...彼の取柄は運動神経の良さだ...
...彼女の取柄はコミュニケーション能力の高さである...
...彼女は海外経験が豊富なのが取柄だ...
...彼は多才な人であり、その取柄が役に立っている...
...彼女の取柄は語学力だ...
...彼の男には二つの取柄がある...
石川啄木 「我等の一團と彼」
...その代りの取柄にとて...
大町桂月 「小金井の櫻」
...たゞ町の雜沓をはなれたるを取柄に...
大町桂月 「房州紀行」
...それが英国牧草またはクランベリーの実のなる原でなかったのをただ残念がった彼――彼の眼から見るとじっさいこの池には取柄(とりえ)がなかったのだ――そして水を浚(さら)って底の泥を売りとばしかねなかった彼...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...その単純な性質と温和(おとな)しさが何よりの取柄だつた娘のあいは...
田畑修一郎 「医師高間房一氏」
...「人間の男の取柄は...
直木三十五 「ロボットとベッドの重量」
...取柄(とりえ)は利慾が交(まじ)らぬと云う点に存(そん)するかも知れぬが...
夏目漱石 「草枕」
...一つ取柄(とりえ)があると云えば云われるのだが...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...種も仕掛もねえところがこの話の取柄(とりえ)で」「種も仕掛もねえことがあるものか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...そして鼻の良いのがこの男の取柄(とりえ)です...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...人の良いといふ外には何んの取柄があらうとも思はれません...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...頑丈といふ外には取柄のない物置の...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一八五郎の取柄は...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...此処の朝めしは唯一の取柄で...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...何んの取柄(とりえ)もないやうな不束(ふつゝか)な人間だとしても...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...身についた取柄があれば...
森本薫 「みごとな女」
...わたしが恋いこがれている人の取柄が増大するのを...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...取柄(とりえ)といったらただ...
吉川英治 「日本名婦伝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??