...いろんなことを取り違えて困るのだよ...
海野十三 「不思議なる空間断層」
...こんどはこの概念の使用の場合を取り違えていることに気付かなければならないであろう...
戸坂潤 「科学方法論」
...相手を取り違えたのでは決してないので...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...併しなぜこうした問題のトンチンカンな取り違えを敢えてしてまで...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...もっとも手近かな第二義的の原因を根本的なものと取り違えて...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...彼はすべてを混同し、人物を取り違え、祖父の袖(そで)を引張っては、何も理解していないことがわかるような馬鹿(ばか)げた質問をやたらにした...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...市長が自ら気付かずして何か取り違えてかかる言を発したのであると信じたのであろうか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...運命はその男を彼と取り違えて...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...それを取り違えてはならない...
中里介山 「法然行伝」
...聞いてねミゲル……(彼女は思わず名前を取り違えたが...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...想像観念と取り違えられるような程度にまで低下することがある...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...こは有様と通義とを取り違えたる論なり...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...これは正しくてけっしてその名実を取り違えているのではない...
牧野富太郎 「植物一日一題」
...右の歌どもはヤモリと井守を取り違えおれど...
南方熊楠 「十二支考」
...おまけに私が上前と下前を取り違えたり...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...意味の取り違えを防ぐために...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...どう道を取り違えたものか...
吉川英治 「江戸三国志」
...方角を取り違えたのではないか...
吉川英治 「宮本武蔵」
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