...同じ事件の取り扱い方におのずからちがった展開を見せないとは言われないであろう...
寺田寅彦 「科学と文学」
...併しこのような個別的因果は(第二の批難の結果から知られるであろうように法則的なるものも亦個別的なるものを取り扱い得るから――後を見よ)法則的因果と区別され得るものではない...
戸坂潤 「科学方法論」
...有機体が無機物と同一な方法では取り扱い得られないことをこそ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...病気でも多少科学的に取り扱い出すと...
戸坂潤 「社会時評」
...之は最も手近かな取り扱い易い――なぜならそれだけ合理的な――反動理論だ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...高橋教授に弁証法の取り扱い方を尋ねると...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...彼はダヴィデとサウルの邂逅(かいこう)を取り扱いたかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...もっとも水素の取り扱いには馴(な)れていたし...
中谷宇吉郎 「寺田先生の追憶」
...悪徳の天真瀾漫(てんしんらんまん)よりは取り扱いやすいから結構です...
夏目漱石 「創作家の態度」
...百姓・町人を勝手次第に取り扱い...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...一つの例として幾何学的事項の取り扱い方のことをあげてみよう...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...現実の取り扱い方が着実であるために...
三好十郎 「恐怖の季節」
...病苦がありながらも御息所はうやうやしく宮をお取り扱いした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...最も親密なお取り扱いがあってしかるべきだと思いますよ...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そうしてその構図のおおまかな取り扱い...
柳宗悦 「工藝の道」
...飽くまで光秀の母として鄭重(ていちょう)に取り扱い...
吉川英治 「新書太閤記」
...どうもこれは毀損(きそん)しやすい名画の取り扱い方ではない...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...末尾に現われた不死の薬の取り扱い方によっても明らかである...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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