...師匠が私に対しての取り扱い方が立派な下職並みにしてくれられたのでありました...
高村光雲 「幕末維新懐古談」
...またそれを追求すれば次第に量的の取り扱いを加えうる見込みがあり...
寺田寅彦 「量的と質的と統計的と」
...次第に彼女は新しい主題を取り扱い...
徳田秋声 「仮装人物」
...そして事物のかかる実践的取り扱いに於てこそ初めて性格が機能し得たのであった...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...之が文化問題の一般的取り扱いの緒口である...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...では哲学というものは例の原理問題を取り扱いたいばっかりに...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...従って空間以外の問題からの Konsequenz として空間を取り扱い得るかのように想像している人々にとっては無雑作な結び付きとも見えよう処の...
戸坂潤 「範疇としての空間に就いて」
...問題を取り扱い論議するものである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...ややともすると後れ勝ちの自分よりはこの赤毛布の方が遥(はるか)に取り扱いやすかったに違ない...
夏目漱石 「坑夫」
...みずからその身を取り扱い...
福沢諭吉 「学問のすすめ」
...悪い想像ですが決してそんなふうにお取り扱いにならないでね...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...何一つすぐれた所のない末摘花をなぜ妻の一人としてこんな取り扱いをするのであろう...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...「突然の御恩命はあまりに過分なお取り扱いで...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...病苦がありながらも御息所はうやうやしく宮をお取り扱いした...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...最初は取り扱いに面倒な年寄などをすかして...
柳田国男 「雪国の春」
...いろいろ特別の取り扱いを受けた時にも...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...当時の日本文化をシナ文化と対峙せるもののごとく取り扱い...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
...この軽き取り扱いもまた十分な暗示の力を持っていたことを推測しなくてはならぬ...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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