...切腹の場を辞世の歌をかいた色紙に落ちる一片の桜の花弁で代表させたりするのは多少月並みではあるがともかくも日本人らしい象徴的な取り扱い方で...
寺田寅彦 「映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23])」
...きわめて不適当あるいは誤った考えを前提としてそして恐ろしくめんどうな高等数学の数式を取り扱い...
寺田寅彦 「ルクレチウスと科学」
...あたかも前に「前句」に対して行なったと同様な取り扱いをこれに適用するのである...
寺田寅彦 「連句雑俎」
...之を文化として取り扱い得ないということなのである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...事物は性格の能力の如何によって夫々異った取り扱いを結果として招くのである...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...併しこのような個別的因果は(第二の批難の結果から知られるであろうように法則的なるものも亦個別的なるものを取り扱い得るから――後を見よ)法則的因果と区別され得るものではない...
戸坂潤 「科学方法論」
...有機体が無機物と同一な方法では取り扱い得られないことをこそ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...第一は空間を自然に於ける本質と見る取り扱い方...
戸坂潤 「性格としての空間」
...かくひどい取り扱いを受けたのがうれしかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...「あるものは眼の病気だけを取り扱い...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...私の取り扱いには...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...こうして幾何学的図形の取り扱いは西洋の幾何学とは違った過程を成して進んだのである...
三上義夫 「文化史上より見たる日本の数学」
...普通の多情な男のようにお取り扱いになるのを恨めしく思います...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...今になって心の満たされない取り扱いを受けることは...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...あっぱれ民衆のためにそれを取り扱いやすくしたと考えている人々は...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...荒き取り扱いにも堪えねばならぬ...
柳宗悦 「工藝の道」
...あの取り扱いにくい平仮名と...
柳宗悦 「工藝の道」
...この取り扱いによって...
和辻哲郎 「孔子」
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