...ワックスを取り去るために少しばかりの蜂蜜を熱する...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...米国人が屡々雪を取り去ることを怠るのに比較して...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...すなわち自己以外に源因する貧ありて黽勉(びんべん)も注意もこれを取り去る能わざるの場合あり...
内村鑑三 「基督信徒のなぐさめ」
...利点から悪用を取り去ると...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...彫刻家はそういうものを一先ず取り去る...
高村光太郎 「触覚の世界」
...汝ら先に與へしを今取り去るに過ぎざれば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...時間の概念からその刻みという要素を取り去ることを誇張すれば...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...恋愛からそれだけの時間を取り去ることにすぎなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...あなたに下されてる判決を目下のところでは取り去るわけにゆきませんが...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...仮装舞踏会でつけ鼻を取り去るようにすぐにありさまを変え...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...魂より発して竪琴(たてごと)のように伴奏する旋律を取り去る時...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...臆病(おくびょう)と云う自覚はどうしても彼の心から取り去る事が出来なかった...
夏目漱石 「それから」
...彼は始終(しじゅう)何物にか縛(しば)られて自由に動けない窮屈な感じを取り去る事ができなかった...
夏目漱石 「彼岸過迄」
...前もって準備した石のようなものをメディシン・マンが手品のような手段で取り去るのと同じである...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...「槇さんたちは私のことを怒つていらつしやるの?」彼女の言葉がいきなり僕から僕の局部を麻痺させてゐた藥を取り去る...
堀辰雄 「不器用な天使」
...それ故「つまらぬもの」という粗雑な見方を取り去るために...
柳宗悦 「民藝とは何か」
...果して存命のうちにその病いは取り去ることが出来るかどうか...
横光利一 「旅愁」
...それは国庫に齎す額以上を人民の懐中から取り去るであろうが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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