...利点から悪用を取り去ると...
ジェイムズ・サンヅ・エリオット James Sands Elliott 水上茂樹訳 「ギリシャおよびローマ医学の概観」
...どうしても取り去る事の出来ないもの...
高村光太郎 「触覚の世界」
...その男の態度や様子に見えるある奇妙なそして気抜けのしてるという考えを取り去る事が出来なかった...
チェスタートン 直木三十五訳 「金の十字架の呪い」
...今日のところやはり外科手術で患部を取り去る外はあるまいという事である...
寺田寅彦 「話の種」
...汝ら先に與へしを今取り去るに過ぎざれば...
ホーマー Homer 土井晩翠訳 「イーリアス」
...そこにいくらかの虚飾(みえ)と隠し立てとを取り去ることのできぬ女の性格...
徳田秋声 「黴」
...社会が自分で与えもしなかったものを取り去ることについて僭有(せんゆう)しているその無法な権利を...
ユゴー・ヴィクトル Hugo Victor 豊島与志雄訳 「死刑囚最後の日」
...仮装舞踏会でつけ鼻を取り去るようにすぐにありさまを変え...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...マグネシウムを完全に取り去ることは...
中谷宇吉郎 「塩の風趣」
...臆病と云ふ自覚はどうしても彼(かれ)の心から取り去る事が出来なかつた...
夏目漱石 「それから」
...とうてい取り去る事はできない...
夏目漱石 「中味と形式」
...理想の二字を彼等の主観中より取り去る事は困難とならねばならぬ...
夏目漱石 「文芸とヒロイツク」
...この刺激を取り去ると索然(さくぜん)として没趣味なものになってしまう...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...想像からこの傾向を取り去ることはできないのである...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...次に、非常に「小さい」つまり「重要ではない」部分を加えるか、または、取り去るかする、と仮定する...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...「大衆」という冠詞を取り去るだけの自由な公明さを持つと同時に...
三好十郎 「恐怖の季節」
...久慈と千鶴子の交渉の睦じさが眼から取り去ることが出来なかった...
横光利一 「旅愁」
...二分の一または四分の三をすら取り去るかもしれないが...
デイヴィド・リカアドウ David Ricardo 吉田秀夫訳 「経済学及び課税の諸原理」
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