...アイスクリイムの皿を取り上げると...
芥川龍之介 「葱」
...園はそういう問題を取り上げる気持は少しもなかったが...
有島武郎 「星座」
...だから前者は社会を社会的存在として、即ち客観主義的見地から取り上げるに反して、後者は社会を結局個人に帰着せしめることによって、即ち主観主義的見地から、取り上げる...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...単に学生を学生として取り上げるような学生問題は...
戸坂潤 「技術の哲学」
...初めて正当に取り上げることが出来ると考える...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...歴史社会の問題を最も完備した形の下に取り上げるものだと云っていいだろう...
戸坂潤 「現代哲学講話」
...下手をするとただの合言葉に終って了うかも知れないのだ――文学を思想の科学の角度から取り上げるのは...
戸坂潤 「哲学の現代的意義」
...偶然の悪戯(いたずら)を取り上げるだけの余裕もなく...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...炉辺に有合せの丼(どんぶり)を取り上げると妙な手つきをして...
中里介山 「大菩薩峠」
...「下等動物に及ぼす地震の影響について」と題する論文を発表してから四十余年を経て今村明恒博士が再びこの問題を取り上げるまで...
武者金吉 「地震なまず」
...すでにさんざん人に取扱われた問題を取り上げることをかえって好まない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...ふとした動機*がもとでわたしがここに取り上げることになったのだが...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...身近に取り上げるべき内容の多いのを感じますが...
柳宗悦 「多々良の雑器」
...いちいちお上で取り上げるかどうか...
山本周五郎 「五瓣の椿」
...買って来た烏龍(ウーロン)茶の包みを取り上げる迄に...
夢野久作 「暗黒公使」
...取り上げるだけは取り上げといて...
横光利一 「夜の靴」
...エロアは綴った紙を取り上げる...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「ぶどう畑のぶどう作り」
...一々の弟子を取り上げるのは煩瑣(はんさ)でもあるから...
和辻哲郎 「孔子」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??