...あの屋賃を取りたてないからといって...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...「取れ取れ」とは「取りたて」と云う義で...
谷崎潤一郎 「猫と庄造と二人のおんな」
...「いちめいを許して取りたてゝつかわそう」という御諚(ごじょう)でござりましたけれども...
谷崎潤一郎 「盲目物語」
...取りたてていうほどの容姿(きりょう)ではなかったが...
豊島与志雄 「反抗」
...旗本から租税を取りたてて...
蜷川新 「天皇」
...大名にも取りたてられるはずのところを...
野村胡堂 「幻術天魔太郎」
...賠償を取りたててさつぱりと...
林芙美子 「瀑布」
...わたしを助(すけ)ボーシンに取りたててやる...
火野葦平 「花と龍」
...貧乏人からは特定の小作料を勝手に増額してじゃんじゃん取りたてる...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...農奴は死んでしまっているのに税金だけは生きているとおりに取りたてるのですよ...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...大名に取りたててやる...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...子の典満(てんまん)を取りたてて...
吉川英治 「三国志」
...そのほうもじゅうぶんに取りたて得(え)さす」「かたじけのうぞんじます...
吉川英治 「神州天馬侠」
...西塔(さいとう)の学僧寮に堂衆として取りたてられ...
吉川英治 「親鸞」
...未納税を取りたてにきた中央の徴税船を襲って...
吉川英治 「平の将門」
...順次士分(しぶん)に取りたてて来たものであった...
吉川英治 「梅里先生行状記」
...取りたての免許皆伝...
吉川英治 「松のや露八」
...姉妹とも取りたてていう程の美人では勿論ない...
若杉鳥子 「ある遊郭での出来事」
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