...絵画的効果を収むべき描写は...
芥川龍之介 「「菊池寛全集」の序」
...獅子舞歌海潮音 序巻中収むる処の詩五十七章...
上田敏 上田敏訳 「海潮音」
...それが中間に自分のポケットに多く収むる様ではまたいかぬ...
大隈重信 「三たび東方の平和を論ず」
...この弊を避けてその利を収むるのは模範国民たるものの責任である...
大隈重信 「早稲田大学の教旨」
...官その行装を収む...
徳富蘇峰 「吉田松陰」
...戦争はさながら大鵬(たいほう)の翼を収むるごとく然(しゅくぜん)としてやみぬ...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...憲法の効果を収むるに就いても...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...麻布襍記収むるところの小説雑録随筆のたぐい皆そのおりおり月刊文学雑誌の嘱を受けて一時の責を塞ぎしものに過ぎず...
永井荷風 「「麻布襍記」叙」
...されど単純なる二色若(も)しくは三色の配置によりてかへつて巧(たくみ)に複雑美妙なる効果を収むる所何人(なんぴと)もよく企て及ぶ所にあらず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...それで山の雑誌に一文を草して(拙著「山岳渇仰」に収む)...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...只ルーファスが抜きかけた剣を元の鞘(さや)に収むる声のみが高く響いた...
夏目漱石 「幻影の盾」
...バナナン大将手籠(てかご)を持ちてその下を潜(くぐ)りしきりに果実を収む...
宮沢賢治 「饑餓陣営」
...地誌を彙刻すると称して名所図絵を収むるが如きも...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...収むる所二十余種に至つてゐる...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...収むる所の詩は五古一首...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...謝金を収むることのかたければ...
森鴎外 「舞姫」
...その功を収むるの易々(いい)たるは当然のように思われる...
柳田国男 「木綿以前の事」
...この一家が一年に収むべき調は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
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