...古今実物語は奇談二十一篇を収む...
芥川龍之介 「案頭の書」
...絵画的効果を収むべき描写は...
芥川龍之介 「「菊池寛全集」の序」
...例えば名将の隊伍を整えて軍を収むるが如くである...
内田魯庵 「八犬伝談余」
...(最後の著書「未知の世界の一端」に収む)けっきょく私はドイルの心霊信仰を軽蔑し...
江戸川乱歩 「探偵小説の「謎」」
...戦勝の権利としてこの軍港を収むる...
大隈重信 「東亜の平和を論ず」
...己が爪を収むるは...
高木敏雄 「比較神話学」
...古来白骨人の収むるなし...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...されど単純なる二色若(も)しくは三色の配置によりてかへつて巧(たくみ)に複雑美妙なる効果を収むる所何人(なんぴと)もよく企て及ぶ所にあらず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...かつて学海居士(がっかいこじ)近くは坪内博士に至るまで諸先輩の企てし演劇改良策の遂(つい)に一として永遠の成功を収むる事能(あた)はざりしは...
永井荷風 「江戸芸術論」
...倉に収むることなきに...
永井隆 「この子を残して」
...来り収むるその機会を待って...
中里介山 「大菩薩峠」
...(大井川については「大井川奥山の旅」――前著『山岳渇仰』に収む――に詳しく書いた)...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...――効果を収むる事難(かた)しとす...
夏目漱石 「虞美人草」
...只ルーファスが抜きかけた剣を元の鞘(さや)に収むる声のみが高く響いた...
夏目漱石 「幻影の盾」
...十年二十年に収むべき結果を目下に見んとするものなれば...
福沢諭吉 「政事と教育と分離すべし」
...収むる所は皆諸家の蘭軒榛軒父子等に寄せた書牘(しよどく)詩筒(しとう)である...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...地誌を彙刻すると称して名所図絵を収むるが如きも...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この一家が一年に収むべき調は...
和辻哲郎 「日本精神史研究」
便利!手書き漢字入力検索