...この場の収まりはよいに極まっているけれども...
谷崎潤一郎 「細雪」
...神経はだいぶ収まりました...
アントン・チェーホフ 神西清訳 「桜の園」
...わしは……心の収まりがつかんのですよ...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「赤毛連盟」
...いったん警察沙汰になればもう収まりつきません...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「三枚の学生」
...私のいらだちは収まりそうにないので...
アーサー・コナン・ドイル Arthur Conan Doyle 大久保ゆう訳 「緋のエチュード」
...崩(くず)しかかった笑顔の収まり際(ぎわ)に頭(つむり)を上げながら...
夏目漱石 「虞美人草」
...妙な機(はず)みからいったん収まりかけた風波がもう少しで盛り返されそうになった...
夏目漱石 「明暗」
...まずそのライフだけは収まりが付くんだから...
二葉亭四迷 「予が半生の懺悔」
...パニックは収まり...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...すべて丸く収まりそうですね...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...じっと待っていると、恐怖感が収まり、再び我に戻った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「謎の四つ指」
...どうかした調子に中途で収まりさうになると...
牧野信一 「秋晴れの日」
...彼の第一回の病ひが収まり...
牧野信一 「気狂ひ師匠」
...そのうちに私の息切れは収まりさうになりましたが私はその虫を眺めながら故意に大きな深呼吸をしました...
牧野信一 「砂浜」
...泣声は容易に収まりもせず...
牧野信一 「二日間のこと」
...」――折角収まりかゝつた僕の気持は再びムズ/\とうずきかゝつたが...
牧野信一 「予の恋愛観」
...私は校長の某氏が良い部屋に収まり...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...まったく収まりがつかなくなってしまった...
吉川英治 「三国志」
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