...私の主張に反駁するつもりですか?...
...彼女は言われたことに反駁して、すぐに部屋を出ていった...
...反駁しがちな人は、コミュニケーションが円滑にできないことがある...
...彼はその批判に対して反駁の機会を待っていた...
...彼の反駁が的外れだったため、討論は中断された...
...反駁(はんばく)して置きたいような気が起るのであった...
太宰治 「彼は昔の彼ならず」
...弁護士は極力私の論告を反駁したけれど無効でした...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「自責」
...辛抱強くそのあとから反駁文や暴露や抗議文を持つて追いまわした...
G・K・チェスタートン G. K. Chesterton 村崎敏郎訳 「ブラウン神父の醜聞」
...――併し之に対する反駁は唯物論そのものの主張から行われるべきで...
戸坂潤 「辞典」
...之を反駁した陸軍の非公式声明(『東朝』四月二十八日付)に見られる...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...それを、もう一枚つきつめてしまうと、すべてがお光ばかりで、闇なんというものは無いのじゃ」池田良斎は、なんだか頭がくらくらして、議論も、反駁も、ちょっと手のつけられない心持になり、ともかくこの問題は、もう一ぺんも二へんもよく考え直した上で、改めて提出を試みねばならぬという気になりました...
中里介山 「大菩薩峠」
...自分の雑誌で十分反駁(はんばく)をいたしますのと...
夏目漱石 「三四郎」
...この人はあらゆることに反駁したのね」二人はうなずいたり...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...反駁や弁護し論じ続けることは不可能であると言えよう...
デイビッド・ヒューム David Hume 井上基志訳 「人間本性論(人性論)」
...これに対してクロオド・ベルナアルは次のやうに反駁してゐる...
平林初之輔 「エミイル・ゾラの文学方法論」
...これはリチャーズの反駁――リチャーズのことも踏まえておりますけれども...
深瀬基寛 「悦しき知識」
...それから「デュ先生反駁」などであったと思いますというと...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...渡辺修次郎さんは「川路聖謨之生涯」を引いてこれを反駁した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...この上反駁(はんばく)を試みるのも悪いと思って...
森鴎外 「ヰタ・セクスアリス」
...ぷろふいる誌の「探偵小説講話」もしくは甲賀三郎氏の御話に対する批難でも反駁(はんばく)でも何でもないつもりで書いたものだからである...
夢野久作 「甲賀三郎氏に答う」
...共感したり反駁したりしながら讀む...
吉川英治 「折々の記」
...反駁(はんばく)なさるのも結構だと思いますが...
吉川英治 「黒田如水」
...それはまるで比較にならない真摯(しんし)な反駁(はんばく)であった...
吉川英治 「親鸞」
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