...そう云う自分の頭の旧(ふる)さに反抗する心の方が...
谷崎潤一郎 「細雪」
...蒼(あを)くなつて反抗するのであつた...
徳田秋声 「風呂桶」
...彼女は反抗することができた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...松山城で反抗することは出来ないまでも...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...まさか反抗するほどの勇気もなかった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...その静かさに、それから、自分の臆病さに、反抗するように、わざと灯の影の暗い天井を仰いだ...
直木三十五 「南国太平記」
...蛙も蛇に呑まれる前には相当反抗する...
中里介山 「大菩薩峠」
...それでも人民は彼の気ちがいじみた性格に恐れをなしてあらわに反抗することを敢てしなかった...
野上豊一郎 「処女の木とアブ・サルガ」
...飛んでもない」さう言ひ乍らも必死と反抗するのを...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「御用ッ」「何をッ」猛然として反抗する吉五郎...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...その重苦しい気分に反抗するために...
原民喜 「三人」
...吾々の全精神を擧げて壓制者の意志に反抗することを意味する...
エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 「劒の教義」
...少しでも是に干渉したならば彼等は死に至る迄反抗するか然らざれば皆移轉してしまふ...
松本文三郎 「世界に於ける印度」
...ここでもまたヘーゲルは反抗する...
三木清 「科学批判の課題」
...ただ反抗するというのとは違うしねえ...
三好十郎 「その人を知らず」
...決して反抗するようなことはなかったが...
山本周五郎 「さぶ」
...生れて初めて感じた心のときめきに反抗するためだったでしょう...
山本周五郎 「失蝶記」
...しかし一々秋三に反抗するのもあまり大人気ないように思われた...
横光利一 「南北」
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