...感覚と感情との微妙な交錯(かうさく)に反応する...
芥川龍之介 「世之助の話」
...全ての人間関係によつてこの力は人類全体の上に反応するであらう...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...子供にすぐ反応する...
谷譲次 「字で書いた漫画」
...官能の窓から入り込む生理的刺激が一度心理的に翻訳された後にさらにそれが生理的に反応する例も少なくないようである...
寺田寅彦 「映画と生理」
...魚類がこの種の短週期弾性波に対してどう反応するかについて自分はあまりよく知らないが...
寺田寅彦 「怪異考」
...しかもいかなる微細の力の変化に対しても弾性的に反応するのでなければならないのである...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...日本人がその環境「日本の自然」をいかに見ていかに反応するか...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...いちばん直接な原因はやはり血液の循環の模様が変わったために脳の物質にどうにか反応する点にあると素人(しろうと)考えに考えている...
寺田寅彦 「春六題」
...否むしろかくのごとき方則に従って力に反応する物を物質と名づけるのである...
寺田寅彦 「物質とエネルギー」
...自由主義者の主観的な情緒がこの結論に対してどう反応するかということは...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...或いは欠食となって反応することを米友が知っていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...どう反応するかを...
夏目漱石 「道草」
...水は反応すると同時にはじかれる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...言い換えると主体によって変えられた環境に対して反応するという意味において...
三木清 「哲学入門」
...それぞれに反応する生きた心を生きている...
宮本百合子 「新しい文学の誕生」
...一々内心で反応するから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...どれが反応するかをためさねばならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...彼女がそこにいちばん敏感に反応するためのいつもの癖にすぎなかった...
山川方夫 「愛のごとく」
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