...従つてかかる思想に反応するは(少くとも意識的に)人間獣の一生...
芥川龍之介 「小説作法十則」
...感覚と感情との微妙な交錯(かうさく)に反応する...
芥川龍之介 「世之助の話」
...全ての人間関係によつてこの力は人類全体の上に反応するであらう...
エレン・ケイ 伊藤野枝訳 「恋愛と道徳」
...反応するものなのかも知れません...
梅崎春生 「Sの背中」
...「人間は『鋭敏に反応する』(subtil zu reagieren)ように教育されなければならない...
寺田寅彦 「アインシュタインの教育観」
...日本人がその環境「日本の自然」をいかに見ていかに反応するか...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...否むしろかくのごとき方則に従って力に反応する物を物質と名づけるのである...
寺田寅彦 「物質とエネルギー」
...自由主義者の主観的な情緒がこの結論に対してどう反応するかということは...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...或いは欠食となって反応することを米友が知っていました...
中里介山 「大菩薩峠」
...この活力が外界の刺戟(しげき)に対してどう反応するかという点を細かに観察すればそれで吾人人類の生活状態もほぼ了解ができるような訳で...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...観客の心に反応するとやはり一種の惰性になる...
夏目漱石 「趣味の遺伝」
...電気はゼンマイばねに反応するんだよ」高電圧の太い電線やコイルが地面のあちこちから飛び出している...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「見えざる力」
...言い換えると主体によって変えられた環境に対して反応するという意味において...
三木清 「哲学入門」
...それぞれに反応する生きた心を生きている...
宮本百合子 「新しい文学の誕生」
...一々内心で反応するから...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...ぐるりの人たちの生活態度にばかり神経が反応するという弱さも生じないでしょうと思います...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...私の怒が私の生活に必要なために発する公憤でなくて他人の不誠実と不聡明とに反応する私憤であり...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...先生の心臓は活発にそれに反応するが...
和辻哲郎 「夏目先生の追憶」
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