...油はこの金属に反応するからである...
フレデリック・アークム Fredrick Accum 水上茂樹訳 「食品の混ぜ物処理および調理の毒物(1820)」
...感覚と感情との微妙な交錯(かうさく)に反応する...
芥川龍之介 「世之助の話」
...こういう環境におおぜいの若い娘たちを置いたら彼女たちはいかに反応するか...
寺田寅彦 「映画雑感(2[#「2」はローマ数字、1-13-22])」
...官能の窓から入り込む生理的刺激が一度心理的に翻訳された後にさらにそれが生理的に反応する例も少なくないようである...
寺田寅彦 「映画と生理」
...これに対していかに反応するかを観察する...
寺田寅彦 「科学と文学」
...しかもいかなる微細の力の変化に対しても弾性的に反応するのでなければならないのである...
寺田寅彦 「「手首」の問題」
...日本人がその環境「日本の自然」をいかに見ていかに反応するか...
寺田寅彦 「日本人の自然観」
...否むしろかくのごとき方則に従って力に反応する物を物質と名づけるのである...
寺田寅彦 「物質とエネルギー」
...自由主義者の主観的な情緒がこの結論に対してどう反応するかということは...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...さて吾々(われわれ)の活力が外界の刺戟(しげき)に反応する方法は刺戟の複雑である以上固(もと)より多趣多様千差万別に違ないが...
夏目漱石 「現代日本の開化」
...どう反応するかを...
夏目漱石 「道草」
...これらは互いに有害に反応する...
マクス・ノイバーガー Max Neuburger 水上茂樹訳 「医学の歴史」
...水は反応すると同時にはじかれる...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「幽霊島」
...言い換えると主体によって変えられた環境に対して反応するという意味において...
三木清 「哲学入門」
...それぞれに反応する生きた心を生きている...
宮本百合子 「新しい文学の誕生」
...どれが反応するかをためさねばならない...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...私の怒が私の生活に必要なために発する公憤でなくて他人の不誠実と不聡明とに反応する私憤であり...
与謝野晶子 「鏡心灯語 抄」
...彼はその触れる物象に対して類(たぐい)まれなほど活発に反応する...
和辻哲郎 「享楽人」
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