...昔日(むかし)から時の政府に反対するものを直ぐ朝敵にして了うが...
内田魯庵 「犬物語」
...それに反対する肉食論者はまた...
薄田泣菫 「茶話」
...お前たちがそうだと言えば何も俺には強いて反対するところもないのだが……」と私は口を噤(つぐ)んでしまった...
橘外男 「令嬢エミーラの日記」
...頭から反対するのは誠に当然なことである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...人民戦線は国内のファッショに反対するよりも寧ろ...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...その言葉に対しては誰しも反対する理由を有たないだろう...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...更に共産主義(マルクス主義)に反対するこの現段階式自由主義は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...直ちに之れを皇室費にも反対するの意を表示したりと誣ひ以て氏を大不敬罪に問はむとしたりしに非ずや...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...残りの国民全部に反対する仕事...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...反対するまでに深く賛成することである...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...民衆に味方するかもしくは民衆に反対するか...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「一生懸命にやったら半日くらいで済むだろう」「そうは行くまい」と碌さんが反対する...
夏目漱石 「二百十日」
...徒(いたず)らに皆なの意見に反対するのだとばかり考えた...
夏目漱石 「道草」
...然るに世には「理想的なもの」に反対するところの...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...今日封建性に反対するという名目で私たちの間に性的な放恣がないであろうか...
宮本百合子 「共産党とモラル」
...それが存在し得ていることを不審に思わせていたいくつかの民主的と見えない法規への廃止と独占資本の害悪に反対する主張が示されている...
宮本百合子 「現代史の蝶つがい」
...思わずもナポレオンの無謀な意志に反対する諸将が続々と現れ出した...
横光利一 「ナポレオンと田虫」
...反対する者もなかった...
吉川英治 「三国志」
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