...自己に反対する者には出鱈目(でたらめ)に不孝などの汚名を着せ...
太宰治 「惜別」
...フロイト主義を観念論乃至唯心史観(そういう言葉を許すとして)と考えることに反対するかもしれない...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...人々は或いはこう云って反対するかも知れない...
戸坂潤 「空間概念の分析」
...と反対する人がいるかも知れない...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...哲学者達は無論頭から反対する...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...そして之に反対する軍主脳部乃至軍全般を革新的ウルトラ勢力として之に対抗意識を持っていた世間は...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...更に共産主義(マルクス主義)に反対するこの現段階式自由主義は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...乙は超然内閣にては反対するの外なしと主張し...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...星氏の直参と認む可きもの少なからず是れ彼れが全く自由党員の心を失ひたる証なり彼れと進退を同うするもの恐らくは二三子のみならむ今や彼れの自由党に於ける位置は殆ど孤立なりとされど彼れに反対するものは悉く除名論者に非ず彼等は決して『星の天下』を争ふて之を他人に移さむとするものゝみに非ず多数の自由党員は...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...禁慾的閉居に反対する者である...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...あるいは故意に主務省の議案に反対するかとまで思わるるものもあった...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...なぜ反対するか」と怒鳴(どな)ったことがある...
新渡戸稲造 「自警録」
...小山はきつと反対するだろうと思つたから...
林芙美子 「淪落」
...僕は決して療養所内に同人雑誌が生れることに反対するのではない...
北條民雄 「独語」
...母に反対する言葉を放つて見事にその不気嫌を買ふほどの生気もなく自信もなかつた...
牧野信一 「蔭ひなた」
...これは極めて当然にまた正当に親方の反対するところとなったが...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...けれどもこれに反対する人々も面白い返答をしている...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...このたび当地へ講演にお招き申したのもその手順の一であるが……江戸表重役のうちに反対する者があってな」頼母は肥えた体をかがめながら...
山本周五郎 「夜明けの辻」
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