...予期した事が実現されたようでもあるし、自分の疑心で迎えてU氏の言葉を聞違えたようにも思って、「ホントウですか、」と反問すると、「ホントウとも、ホントウとも、」とU氏は早口に点頭(うなず)いて、「ホントウだから困ってしまった...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...反問するでしょう...
江戸川乱歩 「孤島の鬼」
...どこから逃げたかと反問するでしょう...
江戸川乱歩 「D坂の殺人事件」
...どうやって意識というような存在者を導き出すことが出来るかと人々は反問するだろう...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...と哲学者は反問するだろう...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...その身元素姓(すじょう)を反問するまでもなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...踏みとどまって反問すると軽格が...
中里介山 「大菩薩峠」
...子路ほど遠慮(えんりょ)なく師に反問する者もない...
中島敦 「弟子」
...もう一人が反問する...
中島敦 「狼疾記」
...どれだけ面白味があるのだと反問するものがあるが...
長塚節 「旅行に就いて」
...「己(おの)れの心に忌(いまわ)しい点があるか」と反問するが肝腎(かんじん)である...
新渡戸稲造 「自警録」
...私が妙に思つて反問すると...
萩原朔太郎 「酒に就いて」
...「ええ?」瞬間解(げ)せぬという風に尾田が反問すると...
北條民雄 「いのちの初夜」
...」かく述べてフォイエルバッハはただちに反問する...
三木清 「唯物史観と現代の意識」
...こう反問するあいだに...
吉川英治 「私本太平記」
...尊氏は、ふと、からかい気味に、「だから、どうなのだ?」と、反問すると、棗(なつめ)は、血ぶくろを切られたようにばッと答えた...
吉川英治 「私本太平記」
...自分で自分に反問する...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...顔回は一日話していても反問するということがない...
和辻哲郎 「孔子」
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